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サンクタカリス
サンクタカリス (''Sanctacaris'') は、カンブリア紀中期のバージェス頁岩から産する節足動物のひとつ。鋏角類に属していたとされ、そうであれば現在のクモやカブトガニの先祖にあたるものの中でもっとも古いものである。名前の由来は「聖なる爪」。 == 形態・生態 == 全長最大10cm。ほぼ半球形の頭胸部は後方左右が鰭状に広がり、下面には5対の棘だらけの二枝型の付属肢と最後にやや離れた大型の付属肢があった。また両側前方に一対の眼があった。腹部はやや扁平で長く11節から成り、下面にはそれぞれに鰭状の付属肢があり、尾節は扁平でジュゴンの尾びれのような形になっていた。付属肢は後ろのものほど長く、歩行に適した形ではないため、ヒレをつかって泳いで、5対の付属肢で獲物を捕らえていたと考えられる。あるいは海底泥表面の有機物をかき集めたという説もある。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「サンクタカリス」の詳細全文を読む
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