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サンクリストバル島 ( リダイレクト:サン・クリストバル島 ) : ウィキペディア日本語版
サン・クリストバル島[さんくりすとばるとう]

サン・クリストバル島(、チャタム島、)は、ガラパゴス諸島の最も東方にあるで、地質学的に最も古い島の1つである〔新版 ガラパゴス諸島 (1983)、133-136頁〕。
島のスペイン語名(公式のエクアドルの名称)「サン・クリストバル」は、船乗りの守護聖人である聖クリストフォルスより名付けられている。英語を話す人達はさらに、初代チャタム伯爵のウィリアム・ピットに由来するチャタム島という伝統的英語名を優先して使用している〔For continuing usage of "Chatham Island" see e.g. www.superstock.com www.planetware.com molluscs .〕。
サン・クリストバル島は、558平方キロメートル(215平方マイル)の面積があり、最高点は標高730メートル(2,400フィート)となる〔新版 ガラパゴス諸島 (1983)、9頁〕。群島の中心地の1つであるプエルト・バケリソ・モレノ()は、島の南西端に位置する。2010年における島内の居住人口は7,330人であった〔エクアドルを知るための60章 (2012)、262頁〕。2つの航空会社が、エクアドルのグアヤキルからサンクリストバル空港に直接運行しており、キトからの便は乗客のためにグアヤキルを経由する。
この島には、グンカンドリ類アオアシカツオドリおよびアカアシカツオドリアカハシネッタイチョウアカメカモメガラパゴスゾウガメ(亜種 ''Geochelone elephantopus chathamensis''〔新版 ガラパゴス諸島 (1983)、83頁〕)、ウミイグアナガラパゴスアシカイルカなどが生息している。植物では、スベリヒユ科の ''Calandrinia galapagosa''、キク科の ''Lecocarpus darwinii''、およびリグナムバイタ (Lignum vitae) や、マタザーノ (''Piscidia carthagenensis'') などの木が分布する。付近の海域には、サメエイロブスターが生息する。
群島のなかで最大の淡水であるエル・フンコ()は、島の南半端にあるサン・クリストバル島の高地、標高およそ700mの噴火口に位置している〔新版 ガラパゴス諸島 (1983)、67頁〕。その火山湖に至るには短い登坂を要する。湖は野鳥の大きな生息域であり、グンカンドリ類が湖の上を飛行し、固有種であるサンクリストバルマネシツグミも見られる〔ガラパゴス博物学 (2001)、188頁〕。近くにある、ラ・ガラパグエラ()は、ゾウガメの育種場および保護区域である。
プエルト・バケリソ・モレノの町の近い、島の観光地域としてのセロ・ティヘレタス ()には、グンカンドリ類の集団営巣地およびチャールズ・ダーウィンの像があり、1835年9月16日に、ビーグル号の航海でガラパゴス諸島に初めて上陸した場所を示している〔Keynes, R. D. ed. 2001, ''Charles Darwin's Beagle Diary'', p. 351 .〕。アシカの繁殖地であるラ・ロベリア()は、町からバスで約10分のところにある。
地元のボート・ツアーでは、訪問者をダイビング・スポット近くのよく知られる2か所に案内する。サン・クリストバル島の北西に位置する「キッカー・ロック」(、スペイン語名レオン・ドルミード、 〈「眠れる獅子」の意〉〔ガラパゴス大百科 (1999)、152頁〕)は、2つに割れた溶岩丘の残存部を示している。また「イスラ・ロボス」(、〈、アシカ島〉)は、アオアシカツオドリの営巣地である。
== 脚注 ==


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「サン・クリストバル島」の詳細全文を読む




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