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サンゴノヒモ目 ( リダイレクト:溝腹綱 ) : ウィキペディア日本語版 | 溝腹綱[こうふくこう]
溝腹綱(こうふくこう、Solenogastres)とは、軟体動物に属する分類群の一つ。細長い虫状で、貝殻を持たず、腹面に溝があるのを特徴とする。この綱の名は、サンゴノヒモ類とケハダウミヒモ類をまとめた群としても使われたが、現在では前者のみを含ませてこの名で呼ぶことが多い。両者をまとめたものについては無板綱を参照されたい。 == 概説 == 溝腹綱(Solenogastres あるいはNeomeniina, Ventroplicidaとも)は、特殊な軟体動物である。体は細長く、殻がない点で既に軟体動物らしくない。また頭部もはっきりせず、明確な運動器官がなく、目だった構造が外から見えない。 内部構造などの点では多板綱にやや近く、いずれにしても軟体動物の中では原始的なものと考えられている。生態面では余りよく分かっていない。同様の軟体動物にケハダウミヒモ類を含む尾腔綱(Caudofoveata)があり、かつては両者を一つの綱にまとめ、無板綱と呼んだ。両方を併せた群もかつては同名で呼ばれた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「溝腹綱」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Solenogastres 」があります。
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