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サンベルタン年代記(サンベルタンねんだいき、フランス語:Annales de Saint-Bertin)は、カロリング朝フランク王国の830年から882年までについて記された年代記である。発見場所の聖ベルタン(St. Bertin)修道院から名をとってサンベルタン年代記と名付けられた〔聖ベルタン修道院年代記、ベルタン年代記、などとも呼ばれる。〕。フランク王国の741年から829年までを扱った『フランク王国年代記』に続き、830年から882年までを扱っている。 19世紀に編纂が始められたドイツ中世史の資料集『』に原写本が収められているが、後のモヌメンタ・ゲルマニアエ・ヒストリカのフランス語版にも写本が収められていることから、このフランス語版を新たに発見された写本のひとつとみなすこともある〔Annales de Saint-Bertin, publiées pour la Société de Histoire de France (série antérieure 1789), par Félix Grat, Jeanne Vielliard et Suzanne Clemancet, avec une introduction et des notes par Léon Levillain. Paris, Klincksieck, 1964〕。サンベルタン年代記は、9世紀フランク王国に関する主要な史料のひとつであり、特にシャルル2世の西フランク王国について詳述している。なお対応する東フランク王国の年代記としては『フルダ年代記』が挙げられる。 ==著者と写本== サンベルタン年代記を初めに執筆したのはフランク王ルートヴィヒ1世の宮廷書記官であると考えられている。840年代頃からは宮廷を離れ、によって執筆されるようになり(843年から861年まで〔津田(2009)、p.102〕)、プルデンティウス没後の861年から882年まではによって執筆された。原本は失われており、写本も後代の編集作業において細部が変更された可能性がある〔Janet Nelson, ''The Annals of St. Bertin'' (Manchester, 1991), pp. 7-19〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「サンベルタン年代記」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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