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サン・ローラン級駆逐艦()は、カナダ海軍が運用していた駆逐艦。当初は護衛駆逐艦として建造されたが、のちにヘリコプター駆逐艦として改装され、小型艦における大型ヘリコプター艦載化の嚆矢として注目された。 == 概要 == 本級は、イギリス海軍の12型フリゲートと呼ばれる設計をもとにしているが、カナダ近海の過酷な海象条件、そしてカナダ海軍の運用要求などに基づいて大幅な変更が施されており、事実上、まったく別の設計として完成された。機関は12型と同一で、船体の設計にも共通点が認められるが、装備品は、大部分がアメリカ製あるいは国産のものが採用された。また、艦橋から切り離された指揮・統制区画としてCICが設置されたことも、新しい試みであった。 本級は、1963年から1966年にかけて行なわれたDDH改修によって、世界にその名を轟かせることとなった。この改修は、艦後部の2番砲塔などを代償にして、大型の艦載機格納庫と飛行甲板を設置するもので、飛行甲板には独自開発のベア・トラップ着艦拘束装置を備えることによって、大型のCH-124シー・キング 哨戒ヘリコプターの安全な運用を実現した。当時、イギリスは既にリアンダー級フリゲートにおいてウェストランド ワスプを艦載機として運用していたが、これは目視以外に潜水艦を捜索する手段を持たない小型の対潜攻撃機であった。十分に有力なセンサーにより対潜哨戒を行いうる機体を、しかもこれほど小型の艦に搭載したのは世界でも初めての試みであった。同時期、駆逐艦級の護衛艦での航空運用を模索していた日本の海上自衛隊は本級の航空システムに注目し、ベア・トラップ・システムを導入したはるな型ヘリコプター護衛艦を1974年より就役させた。ベア・トラップ・システムははつゆき型など汎用護衛艦(DD)の標準装備となったほか、アメリカ海軍においても小改正を受けたRASTシステムとして導入され、オリバー・ハザード・ペリー級ミサイルフリゲートなどに装備された。 また、1970年代後半には、さらにDELEX改修と呼ばれる近代化改修が実施され、ADLIPS(Automatic Data Link Plotting System) 戦術情報処理装置およびリンク 11を搭載した。 本級は、後継となるハリファックス級フリゲートの就役開始に伴い、1990年代初頭より退役を開始し、1994年までに運用を終了した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「サン・ローラン級駆逐艦」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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