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サーチュイン遺伝子 : ミニ英和和英辞書
サーチュイン遺伝子[さーちゅいんいでんし]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
遺伝子 : [いでんし]
  1. (adj-na,n) gene 2. genetic 
: [でん, てん, つたえ]
 【名詞】 1. legend 2. tradition 3. life 4. biography 5. comment 6. communication
: [こ, ね]
 (n) first sign of Chinese zodiac (The Rat, 11p.m.-1a.m., north, November)

サーチュイン遺伝子 : ウィキペディア日本語版
サーチュイン遺伝子[さーちゅいんいでんし]
サーチュイン遺伝子は、長寿遺伝子または長生き遺伝子、抗老化遺伝子とも呼ばれ、その活性化により生物の寿命が延びるとされる。サーチュイン遺伝子の活性化により合成されるタンパク質、サーチュイン(英語 Sirtuin)はヒストン脱アセチル化酵素であるため、ヒストンDNAの結合に作用し、遺伝的な調節を行うことで寿命を延ばすと考えられている。この様なサーチュインの作用メカニズムはマサチューセッツ工科大学のレオナルド・ガレンテのグループが1999年に見出した〔ガランテ教授寄稿文「21世紀の健康長寿」日本エイジマネージメント医療研究機構(2007) 〕。酵母のSir2遺伝子がヒストン脱アセチル化酵素であることを見出し、この酵素の作用が代謝遺伝子サイレンシング加齢に関与していることを示唆した〔Imai et al., Nature,403(6771):795-800(2000) 〕。
サーチュイン遺伝子による寿命延長効果は酵母Kaeberlein M et al., Genes Dev, 13(19):2570-80(1999) 〕、線虫Tissenbaum HA et al., Nature,410(6825):227-30(2001) 〕、ショウジョウバエRogina B et al., Proc Natl Acad Sci U S A., 101(45):15998-6003(2004) 〕で報告されているが、これらの実験結果を否定する報告もあり〔Burnett C et al., Nature,477(7365):482-5(2011) 〕、まだ確定した効果とは言えない。
==レスベラトロールとの関係==
サーチュイン遺伝子は飢餓カロリー制限によって活性化されるが、この他に赤ワインに多く含まれるポリフェノールの一種、レスベラトロールによって活性化される〔Howitz et al., Nature,425(6954):191-6(2003) 〕。このことは高カロリー食マウスを使った実験でも確認された〔Baur et al., Nature,444(7117):337-42(2006) 〕。ただし、グラス一杯の赤ワインに含まれるレスベラトロールの量は実験に使われた投与量の0.3%に過ぎず、これは人間の体重に置き換えると1日にボトル100本前後飲まなくてはならなくなり、赤ワインでサーチュイン遺伝子を活性化するのは非現実的である。このため、レスベラトロールを始め、サーチュイン遺伝子を活性化する物質の研究が行われている。米国ではレスベラトロールサプリメントが販売され年間30億円を売り上げるヒット商品になっているという〔『長寿遺伝子が寿命を延ばす』NHK「サイエンスZERO」 取材班+今井眞一郎(2011.10) pp72-74〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「サーチュイン遺伝子」の詳細全文を読む




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