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サールII型ミサイル艇()は、イスラエル海軍のミサイル艇の艦級。またサールI型、サールIII型についても本項目で述べる。 == 設計 == イスラエルでは、1954年より艦対艦ミサイル(SSM)の開発を進めており、1962年より、西ドイツのリュールセン社と共同でミサイル艇の設計に着手した。これによって建造されたのが本型であり、基本的には西ドイツ海軍のヤグアル級魚雷艇を発展させたものとなっている。なお西ドイツは当時イスラエルに対して兵器禁輸措置をとっていたことから、建造はフランスのCMN社で行われた。 まず1965年に6隻が発注された。ミサイルの開発よりも艇の設計・建造が先行したことから、初期建造艇3隻は高度な射撃指揮装置(FCS)を搭載した砲艇として、サールI型と称されていた。その後、1968年に国産のガブリエル艦対艦ミサイルが実用化されたことから、当時建造されていた3隻は、このFCSを活用してガブリエルを運用するミサイル艇となり〔、また初期建造艇3隻も同規格に改装されて、サールII型と称されるようになった。ガブリエル艦対艦ミサイルは、操舵室直前の両舷に単装発射筒を1基ずつ、また船尾甲板に3連装発射筒を1基と、計5発搭載する。このうち、3連装発射筒は、必要に応じて70口径40mm単装機銃にも換装可能であった。サーチライト式のELACソナーを搭載していたほか、サールII型のうち4隻は、後部の40mm単装機銃を撤去するかわりにEDO-780可変深度ソナー(VDS)およびMk 32 短魚雷発射管を搭載し、駆潜艇としても活動できるようになっていた〔。 その後、1966年に発注された後期建造分については、ソナーや対潜兵器を省く一方、主砲を62口径76mm単装速射砲に、また操舵室前方のSSMをハープーンの単装発射筒に変更しており、サールIII型と称された〔。 なお本型の設計を担当したリュールセン社は、これを元に、西ドイツ海軍向けにティーガー級(148型)を設計した。またこれらの建造を担当したCMN社は、148型を元にした輸出版としてラ・コンバタントII型を開発するなど、本型はその後の西側諸国のミサイル艇の原型ともなった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「サール2型ミサイル艇」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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