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ザイログ (Zilog) は、米インテル社の元社員がスピンアウトしてできた半導体製造会社である。Z80マイクロプロセッサで有名である。 == 歴史 == 1974年、米インテル社の社員であったフェデリコ・ファジン達〔"Zilog Corp."を起業したのは、エンジニアであり起業家として"Ralph Ungermann"の名を挙げる資料もある。〕がスピンアウトして新たな半導体製造会社"Zilog Corp."を起業した。ファジン達は、ザイログ社を設立すると、インテル社で共に4004と8080の開発に従事した嶋正利らと共に、独自のマイクロプロセッサの開発を始めた。まもなく8080の上位互換であるZ80マイクロプロセッサ(=CPU)が完成し、性能が良好で8080よりも扱いやすいこともありビジネスを軌道に乗せることに成功した。また、同時に周辺デバイスもラインナップに加えた。8ビットCPUであったZ80は後発ながら8080や6800と対等に、育ち始めたデジタル制御機器類や事務用/家庭用のマイコン市場を占有した。 やがて8ビットCPUからさらに処理性能の高い16ビットCPUの技術開発へと進み、デジタル半導体メーカーの新たな開発競争の舞台となった。 16ビットCPUとしては、1978年にインテル社からi8086が、1979年末にモトローラ社からMC68000がそれぞれ出荷されたが、1979年に出荷が始まったザイログ社のZ8000シリーズは、インテル社が8ビットCPUである8080の命令コードをアセンブラレベルではそのまま実行できるように16ビットCPUのi8086を設計していた〔16ビットCPUであるi8086の命令体系が8ビット世代の8080のそれの上に「屋上屋を架した」ことで、コンピュータ・アーキテクチャ的には複雑なものとなり、当時のエンジニア達の一部からは「汚い設計」だと不評だった。インテル社はこの汚い設計によって、結果としてビジネス的には大成功を収めた。〕のに対して、モトローラ社とザイログ社の16ビットCPUでは命令体系全体を再設計し直たため、2社の製品は市場への普及は限定的だった。 その後、シングルチップ・マイコンでZ800シリーズを開発したほか、各社のマイクロプロセッサと直結できる高性能な周辺デバイスをシリーズ化。これらは一時期のザイログ社を支える製品に成長した〔SCC(Z8530) は、アップル社のMacintoshやシャープのX68000でも採用された。〕 その後は商業的に恵まれず、1998年にはTexas Pacific Groupに買収された〔ZiLOG, Inc. - 〕。2002年初旬に連邦倒産法第11章の適用を受け、Texas Pacific GroupはZilog社を手放した。Zilog社は、2010年2月18日に米国カリフォルニア州に本社を持つIXYS Corporation (NASDAQ:IXYS) に買収された〔Acquisiiton of Zilog by IXYS Corporation - ザイログ社Web ニュースリリース 2010年2月18日付 (英語、2011年1月21日確認)〕。 2011年1月、米IXYS社の一部となった米Zilog社は、モータ制御用MCUとして「Z16FMC」シリーズを発表した。この新製品は、多相AC/DCモータ制御に適した16bitマイクロコントローラとされる〔ZILOG Releases New 16-Bit MCU System On A Chip For Motor Control Applications - ADVFN ニュース配信ページ〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ザイログ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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