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ザクセン級フリゲート (, ) は、ドイツ海軍のフリゲート。124型フリゲート(F124、Type 124)とも呼ばれる。NAAWS戦闘システムを搭載した防空艦で、その外見と性能から、ミニ・イージス艦とも俗称される。 == 来歴 == 1980年代後半、NATO加盟8カ国の海軍は、NFR-90 (NATO Frigate Replacement for 1990s) 構想を開始した。これは、各国海軍が保有する1960年代型水上戦闘艦の老朽化が進んでいたことから、これらの代替艦として、NATOで共通のフリゲートを設計・採用し、50隻以上におよぶ大量建造を行なうことによって、相互運用性を向上させ、またコストを削減しようというものであった。西ドイツ海軍も、ハンブルク級駆逐艦 4隻及びリュッチェンス級駆逐艦 3隻を更新するため、この計画に加わっており、合計8隻の建造を予定していた。 しかし、NFR-90計画は事前調整から難航し、始動が遅れたことから、西ドイツ海軍は、老朽化が特に著しかったハンブルク級駆逐艦の更新には間に合いそうもないと判断、NFR90計画とは独立してブランデンブルク級フリゲートの開発を決定し、4隻を就役させてハンブルク級駆逐艦を更新した。 その後、搭載するNAAWS武器システムに関する見解、さらには運用コンセプトそのものの相違から、NFR-90計画は1990年代初頭には空中分解した。その結果、計画の参加国はそれぞれに戦闘艦の開発を続行することとなったが、このうち、ドイツ、オランダ、スペインの3カ国は、NFR-90およびNAAWS計画を直接に継承して、TFC (Trilateral Frigate Cooperation: 三国フリゲート共同)計画を開始した。スペイン海軍は、コスト面の問題からのちに計画から離脱し、イージスシステムを採用したアルバロ・デ・バサン級フリゲートを建造したが、残るドイツとオランダは2カ国で計画を続行した。これによって建造されたのが本級であり、また、オランダにおけるTFC計画艦がデ・ゼーヴェン・プロヴィンシェン級フリゲートである。 設計はブローム・ウント・フォス社で、1996年に発注され、2003年から2005年にかけて、ザクセン、ハンブルク及びヘッセンの3隻が就役した。4番艦、テューリンゲンは建造が計画されていたものの、起工には至らなかった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ザクセン級フリゲート」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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