翻訳と辞書
Words near each other
・ ザ・オリエンタル バンコク
・ ザ・オリエンタルシンガポール
・ ザ・オリエンタル・バンコク
・ ザ・オリオン
・ ザ・オーストラリアン
・ ザ・オートミール
・ ザ・オーバル
・ ザ・オープン・ドア
・ ザ・カウンセラー
・ ザ・カウントダウン 地球大戦争
ザ・カクテルバー
・ ザ・カゲスター
・ ザ・カスタネッツ
・ ザ・カッティング・ルーム
・ ザ・カップ
・ ザ・カップ・オブ・ライフ
・ ザ・カナディアン
・ ザ・カハラホテル&リゾート
・ ザ・カミング
・ ザ・カメラテスト


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

ザ・カクテルバー : ミニ英和和英辞書
ザ・カクテルバー[ちょうおん]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ザ・カクテルバー : ウィキペディア日本語版
ザ・カクテルバー[ちょうおん]
ザ・カクテルバーは、サントリー(現・サントリー酒類)から発売されているカクテル製品のブランド名である。1990年代は低アルコール飲料の草分け的存在として市場を牽引し、その分野における代表的製品となったが、2000年代には売上低下から規模縮小し、以降は業務用市場向け製品を中心とした商品構成となっている。
== 概要 ==
サントリーは1980年代より150mlボトルに入ったトロピカルカクテルや、現在も販売されている720ml入りのカクテル製品などを発売していた〔サントリーリキュールの歩み Liqueur & Cocktail サントリー 〕が、多くはソーダで割って飲まなければならないタイプのものや、またパッケージもフタをめくるタイプのもので、保存状態などに難があったこともあり、デザイン面での遅れから、刷新が急務となった。
リキュールをあらかじめソーダで割って、栓を取るだけで手軽に飲めることを想定し、またその当時主流となっていたビールチューハイなどのアルコール飲料の成長が頭打ちになっていたこともあり、新たな世代に向けてのアルコール飲料として、新たにパッケージデザインを200mlボトルに改め、また従来販売されていたカクテルよりも本格志向を目指して、1993年3月24日にザ・カクテルバーという名で発売される。
発売当初はジントニックシンガポールスリングモスコーミュールの3種類で発売された。テレビで放映された永瀬正敏が出演する、ちょっとカッコ悪い男をテーマにしたCMが、当時サン・アドに所属し、現在博報堂でクリエイティブチーフをつとめる佐倉康彦が書いた「愛だろ、愛っ。」のコピーとともに評判を呼ぶと、わずか数ヵ月で目標販売数をクリアし、同年10月には、新たにソルティードッグを追加、これもさらにヒットする。
1994年1月18日には業務用市場向け製品でソーダで割るタイプの「ザ・カクテルバー〈コンクタイプV〉」1.8Lペットボトル7種を全国発売〔サントリー「ザ・カクテルバーコンクタイプ」簡単に本格カクテル、業務用に発売 - 日本食糧新聞 1994年1月31日 7657号 24面〕。2月にはスクリュードライバーカシスソーダを追加。6月21日にはコンクタイプに「スクリュードライバー」と「梅酒フィズ」を追加〔サントリー、1.8l徳用「ザ・カクテルバー・コンクタイプ」発売 - 日本食糧新聞 1994年7月1日 7724号 12面〕。7月にはブルーハワイ、10月にサイドカー、11月にマンハッタンが発売され続けてヒットし、大きく売り上げを伸ばしてゆく。
その後も1995年2月にストロベリーマルガリータ・メロンダイキリ、1995年6月にマイタイチチ、1995年9月にバイオレットフィズ・ピーチベリーニ、1996年2月にピンクレディトムコリンズ、1996年6月にカンパリオレンジ・バナナダイキリが追加され、この時点で総勢19種類にまで膨れ上がったが、種類が増え過ぎた結果、売り上げも頭打ちとなり、1996年11月と1997年2月の2度に分けて行われた初のリニューアルでは売上が低迷している種類を製造中止にして、全12種類に整理された。
1997年の夏には、新たにキャッチコピーが「うまいぜベイビー。」(同じく前述の佐倉康彦によるもの)に変わり、季節限定製品の投入が積極的に行われた。このほか、夏季限定のフローズンカクテルやプレミアムカクテル(マルガリータマティーニギムレットの3種類)なども発売された。1998年11月の2度目のリニューアルでは新たにスプモーニ、チャイナキス、メロンボール、アプリコットフィズなどのカクテルを追加しつつ、巻き返しをはかった。
しかし、他のアルコール飲料(発泡酒や缶チューハイなど)が1990年代後半以降に低価格化していったことで、価格差から大きくシェアを奪われ、売り上げは下降線を描くように落ち続ける。1999年以降はラブストーリー、フェアリーテイルなどの新カクテルの投入や広告展開の刷新が行われ、2000年4月には3度目のリニューアルが実施され、2000年冬にはCBシリーズとして4度目のリニューアル(当初は並行販売)がされたが、2001年に同社からザ・グレートカクテルズが投入された(その後2003年ごろ製造中止)こともあって、この頃には売り上げも全盛期の3分の1近くに落ち込み、さらには協和発酵から発売された缶入りカクテル飲料「カクテルパートナー」(現在はアサヒビールより発売)よりも下回ったこともあり、2002年以降は製品ラインナップが大幅に減らされた。一方でこの頃からより低価格な缶入り製品をCBシリーズと並行する形で投入しており、2004年には新た280mlや350mlなどの缶入り製品を主力に置く形で大幅に刷新した(ただし、従来からの瓶入り製品であるカクテルバーCBも継続販売していた)。しかし、すでにその落ち込みを取り戻すことは出来ず、缶入り仕様は2005年末に早くも販売終了、2006年に瓶入り製品の大半が、2007年に瓶入り最後の2種も製造中止となった。
現行商品としては1.8Lのコンクタイプ5種類(ジントニック、ソルティードッグ、モスコーミュール、カシスソーダ、ピーチフィズ)が酒類量販店で販売されている〔サントリー商品情報 ザ・カクテルバーコンクタイプ 〕。
2010年代には数量限定で240ml瓶商品の復刻版を発売し〔一世を風靡した瓶入りカクテルブランド「ザ・カクテルバー」限定復刻版 新発売 - サントリー ニュースリリース 2010年11月2日〕、2010年12月14日にソルティードックとファジーネーブルの2種類が、2011年7月26日にはスクリュードライバーとブルーハワイの2種類が、それぞれ販売された〔サントリー商品情報 ザ・カクテルバー 〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ザ・カクテルバー」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.