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『ザ・マペッツ』(原題:)は、2011年のアメリカ合衆国の人形劇映画。映画『マペット』シリーズの7作目である。 == ストーリー == マペットと人間が共存する世界。人間のゲイリーとマペットのウォルターは非常に仲の良い兄弟。しかしマペットであるウォルターは人間のように成長をすることができず、ゲイリーたちに引け目を感じていた。そんな中出会ったのが、ゲイリーに奨められて鑑賞した、カエルのカーミット率いる「マペッツ」が出演する「ザ・マペット・ショウ」であった。マペットが活躍できる世界が存在することを知ったウォルターは大きな衝撃を受け、「マペッツ」、中でもカーミットの大ファンとなる。以後「マペッツ」を心の支えにして元気に暮らしてきた。 ある日ゲイリーは、ウォルターと恋人のメアリーを誘ってロサンゼルスへ旅行に行く。一番の目的はメアリーにプロポーズすることであり、メアリーもそれを心待ちにしていたが、まずはじめにウォルターの熱望で「マペットスタジオ」の見学へ行くことにする。ところが到着した「マペットスタジオ」は、見るも無惨なほど荒廃していた。それもそのはず、「ザ・マペット・ショウ」はとうの昔に終演していたのだ。 ウォルターは隙を見てカーミットのオフィスへ入る。するとそこへ、石油王のテックス・リッチマンが、スタジオを所有するマペットたちと交渉しに現れ、「1ヶ月以内にマペッツが1000万ドル用意できなければ、スタジオの所有権をリッチマンへ移す」という契約を交わす。表向きにはマペット博物館を設立するためと謳っているが、真の目的はスタジオの地下に発見された石油を採掘するためなのだった。 事態を知って大きなショックを受けたウォルターは、ゲイリーとメアリーの元へ戻ってすべてを説明する。同情した二人は、ウォルターを連れてビバリーヒルズへ向かい、そこでカーミットに出会う。はじめは感激のあまりうまく会話できなかったウォルターだが、なんとかスタジオの件についてカーミットに説明し、どうにかして1000万ドルを用意できないか相談する。カーミットが見出した方法はただひとつ。「ザ・マペット・ショウ」を復活させること。しかし「マペッツ」の人気がすっかり落ちぶれたうえに、フォジー・ベアやミス・ピギーといったかつての仲間たちが世界中へ散り散りとなった今、とても見込みはないと諦めかけていた。それでも、ウォルターやゲイリーの強い説得に心動かされ、かつての仲間を探す世界旅行へ出発した。 小さなライブハウスでバンド活動をするフォジー・ベアや便器会社の社長になっていたゴンゾ、ジャック・ブラックとともに「怒りを抑えるセミナー」に出席していたアニマルなどと順々に再開し、パリでファッションデザイナーとなっていたミス・ピギーを最後に、ついに「マペッツ」は再結集を果たした。早速アメリカへ戻って「ザ・マペット・ショウ」の中継を申請しにテレビ局をあたるが、どの局も「マペッツ」に興味がなく断られてしまう。唯一、幼い頃「マペッツ」のファンだったと好意的に出迎えてくれるヴェロニカに出会うも、そんな彼女にすら「もう時代遅れで人気もないから放送できない」と断られる始末。しかしちょうどその時、人気の2時間番組がPTAの抗議により放送中止となったため、仕方なくその枠を「ザ・マペット・ショウ」にあて、かつヴェロニカがプロデューサーとなることに決まった。 いよいよ資金集めのための「ザ・マペット・ショウ」に向けて盛り上がる一同。しかしここで、始めこそ乗り気だったメアリーが、自身へのプロポーズを二の次にカーミットたちに尽力するゲイリーに苛立ちを募らせていく。それを察したウォルターは、ゲイリーに自身と絶交することをすすめるが、ゲイリーは聞く耳を持たない。そしてついに、一日中メアリーを放ってショウの準備に励んだ挙げ句、翌日の旅行最終日にプロポーズする予定だったことを忘れしてしまったゲイリーに怒りを爆発させ、メアリーは一人で先に帰ってしまう。ようやく自らの過ちに気付いたゲイリーは、メアリーと「マペッツ」のどちらを優先するべきか苦悩する。一方ウォルターも、ゲイリーと距離を置いた方がいいと自覚しつつも、大した才能もなく「マペッツ」の仲間入りができるわけもなく、自分の居場所に悩んでしまう。 果たしてゲイリーとメアリーの恋の行方は。ウォルターの選んだ未来とは。そして、「ザ・マペッツ・ショウ」の復活は成功するのだろうか。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ザ・マペッツ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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