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ジシアン (dicyan) は分子式 C2N2 で表される化合物である。青素、シアノゲン、シアノジェン()あるいはシュウ酸ジニトリル()とも呼ばれ、また単にシアン()といえばこの物質またはシアノ基のことを指す。 ==性質== シアノ基2つが炭素原子同士で共有結合した構造 (NCCN) を持つが、異性体としてイソシアノゲン (NCNC) およびジイソシアノゲン (CNNC) も知られている。 常温では特有の臭気をもつ無色の気体である。冷水と反応してシアン化水素とシアン酸を生ずるなど、ジハロゲン分子 (X2) と似た性質を示す擬ハロゲンである。 エーテルに比較的溶けやすい。塩酸中でスズと反応させるとエチレンジアミンに還元される。 酸素との至適混合気を燃焼させると桃色の炎を上げ 4600 ℃ という高温になる。 : これは燃焼によって水を生じないためである。一方アセチレンのように燃焼により水が生じると、3000 ℃ ほどで水分子が解離するためそれ以上の高温にはならない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ジシアン」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Cyanogen 」があります。 スポンサード リンク
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