翻訳と辞書
Words near each other
・ シアリダーゼ
・ シアリン
・ シアリング
・ シアリーズ級軽巡洋艦
・ シアル
・ シアルガオ島
・ シアルコット
・ シアルコート
・ シアルフィ
・ シアルヴィ
シアル化糖鎖抗原KL-6
・ シアル酸
・ シアル酸-O-アセチルエステラーゼ
・ シアレソリ
・ シアワシー郡 (ミシガン州)
・ シアワセ
・ シアワセ☆ハイテンション↑↑
・ シアワセがふえるより哀しみをへらしたい
・ シアワセのエナジー/祭りの夜〜君を好きになった日〜
・ シアワセの陽射し


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

シアル化糖鎖抗原KL-6 : ミニ英和和英辞書
シアル化糖鎖抗原KL-6[しあるかとうさこうげんけーえるしっくす]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [か]
 (suf) action of making something
: [とう]
  1. (n,n-suf) sugar 
: [くさり]
 【名詞】 1. chain 
: [こう]
 (pref) anti-
抗原 : [こうげん]
 【名詞】 1. antigen 
: [はら, もと]
  1. (n,n-suf,n-t) (1) origin 2. basis 3. foundation

シアル化糖鎖抗原KL-6 : ウィキペディア日本語版
シアル化糖鎖抗原KL-6[しあるかとうさこうげんけーえるしっくす]
シアル化糖鎖抗原KL-6(シアルかとうさこうげんケーエルシックス、Sialylated carbohydrate antigen KL-6)は、MUC1上に存在しているシアル化糖鎖抗原の1つである。MUC1はムチンの1種であり上皮細胞系に発現する膜貫通型糖タンパク質である。
1985年に広島大学の河野修興らによりヒト肺腺癌由来細胞株 (VMRC-LCR) をマウス免疫する事で数種類のモノクローナル抗体が作成された。シアル化糖鎖抗原KL-6はその6番目の抗体によって同定された抗原である。
== 臨床検査的意義 ==
KL-6は、間質性肺炎に特異度が高い検査値であり、間質性肺炎を診断する目的で臨床応用されている。また、活動性のある間質性肺炎では有意に高くなるので、間質性肺炎の活動性を測る視標としても意義がある。
人体では、KL-6はI型肺胞上皮細胞には発現せず、II型肺胞上皮細胞・呼吸細気管支上皮細胞・気管支腺細胞に発現している。間質性肺炎ではII型肺胞上皮細胞の過形成のためKL-6の発現量は多くなる。
正常でもKL-6は肺胞被覆液中に少量存在しているが、間質性肺炎ではII型肺胞上皮細胞の過形成のため肺胞被覆液での濃度が上昇する。また、炎症が起こっている事により血管透過性が向上し、肺胞被覆液中のKL-6は容易に血中に移行するため、間質性肺炎では血中のKL-6が上昇する。
KL-6, SP-A, SP-D, MCP-1は、肺間質の傷害を評価するうえで用いられるが、KL-6がもっとも感度・特異度にすぐれていたとの報告もある(KL-6の感度93.9%、特異度 96.3%)。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「シアル化糖鎖抗原KL-6」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.