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シアン中毒 : ミニ英和和英辞書
シアン中毒[どく]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [なか]
 【名詞】 1. inside 2. middle 3. among 
中毒 : [ちゅうどく]
 intoxication, poisoning
: [どく]
 【名詞】1. poison 2. toxicant

シアン中毒 ( リダイレクト:シアン化物#人体への影響 ) : ウィキペディア日本語版
シアン化物[しあんかぶつ]

シアン化物(シアンかぶつ、)とは、シアン化物イオン (CN-) をアニオンとして持つを指す呼称。代表例としてはシアン化ナトリウム (NaCN)、シアン化カリウム (KCN) など。
広義には、配位子としてシアン (CN-) を持つ錯体(例: フェリシアン化カリウム、K3)、シアノ基が共有結合で結びついた無機化合物(例: シアノ水素化ホウ素ナトリウム、NaBH3CN)もシアン化物に含まれる。
それぞれの化合物の化学的性質は、シアン化物イオンやシアノ基が他の部分とどのように結びついているかにより大きく異なる。
有機化合物のうちニトリル類(例: アセトニトリル、別名: シアン化メチル、CH3CN)は「シアン化~」と呼ばれることがあるが、性質は大きく異なる。
シアン化合物は、一般に人体に有毒であり、ごく少量で死に至る。このことから、しばしば、シアン化合物による中毒死を目的として、毒殺や自殺に利用されてきた経緯がある。
== 存在 ==
シアン化物はある種のバクテリア、菌類、藻類によりつくられ、食物や植物の中にはシアン化物を含むものがある。例えばリンゴアーモンドに微量ではあるが含まれている〔Agency for Toxic Substances and Disease Registry, ToxFaqs for Cyanide , Jul 2006.(英語)〕。植物でシアノ基は、糖質分子に結合したシアン配糖体として存在し(例: アミグダリン)、草食動物に対する防御としてはたらいている。熱帯で食用とされるキャッサバの根はシアン配糖体を含んでいる〔Vetter, J. ''Toxicon.'' 2000, ''38'', 11-36. DOI: 10.1016/S0041-0101(99)00128-2 〕〔Jones, D. A. ''Phytochemistry'' 1998, ''47'', 155-162. DOI: 10.1016/S0031-9422(97)00425-1 〕。
ヒドロゲナーゼやニッケル・鉄ヒドロゲナーゼは、活性部位の金属クラスター上にシアノ配位子を持つ。ニッケル・鉄ヒドロゲナーゼの生合成においては、カルバモイルリン酸からシステインのチオシアン酸エステルを介してシアン化物イオンがつくられる〔Reissmann, S.; Hochleitner, E.; Wang, H.; Paschos, A.; Lottspeich, F.; Glass, R. S. and Böck, A. ''Science'' 2003, ''299'', 1067-1070. DOI: 10.1126/science.1080972 〕。
シアン化水素は燃焼により生じる。内燃機関喫煙における燃焼や、アクリル繊維などアクリロニトリルを原料とする高分子が燃えるとシアン化水素が発生する。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「シアン化物」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Cyanide 」があります。




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