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シエス諸島(, , )は、スペイン・ガリシア州ポンテベドラ県ビーゴ沖合(大西洋)に浮かぶ諸島。モンテアグード島、オ・ファロ島、サン・マルティーニョ島の3島からなる。 ガリシア州には湾が奥深くまで入り組んだリアス式海岸が形成されており、それぞれの湾はリア(入江)と呼ばれる。シエス諸島は沿岸にビーゴなどがあるリア・デ・ビーゴの入口に位置している。諸島はサン・フランシスコ・デ・アフォーラ教区に含まれ、行政的にはビーゴの一部である。かつて古代ローマ人はシエス諸島を「神々の島々」と呼び、地元民は「ガリシアのカリブ海」などと呼んでいる〔Cíes Islands Turismo de Vigo〕〔THE FABULOUS CIES ISLANDS Spain.info〕〔Cies Islands off Galicia, Spain: Secret Seaside テレグラフ, 2014年6月3日〕。1980年には自然保護区となり、2002年にはガリシア大西洋諸島国立公園の一部となった。2007年2月には、モンテアグード島のロダス・ビーチがイギリスのガーディアン紙によって「世界最高のビーチ」に選出された〔Top 10 beaches of the world ガーディアン, 2007年2月16日〕。 == 地理 == モンテアグード島は「鋭い山」という意味を持ち、3島の中でもっとも北側にある。オ・ファロ島は「灯台の島」という意味を持ち、3島の中央に位置する。サン・マルティーニョ島は「聖マルティンの島」という意味を持ち、3島の中でもっとも南側にある。モンテアグード島は北水道によってスペイン本土のモラソ半島と切り離されており、サン・マルティーニョ島はフレウ・ダ・ポルタ瀬戸によって本土のサントウロ岬(フェロ山)の海岸から切り離されている。オ・ファロ島の東部は、ロダス海岸として知られている延長1,200mの砂嘴によってモンテアグード島と結ばれている。満潮時には西側から水が流れ込むが砂浜で遮られ、砂地や岩場を埋めるラグーンとなる。諸島の最高峰はモンテアグード島にあるシエス山(標高197m)である。 海岸の一部が海中に沈んでリア(河口)が形成された結果、シエス諸島は第三紀の末期に形成された。全3島が今日では水面下に沈んだ海底山脈の頂きであり、主に花崗岩で形成されている。島は、荒々しい山、ほぼ垂直に立った高さ100mを超える西岸の岩壁、海や風による浸食で形成されたフルナスと呼ばれる多数の洞窟などからなる。東岸は斜面が緩やかであり、森や茂みに覆われて大西洋の風から保護されているため、砂浜や砂山が形成される。大西洋のスコールは諸島の上空を通過し、海岸にぶつかる。そのため、シエス諸島はスペイン本土のリアス・バイシャスの沿岸部よりも降水量が多い。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「シエス諸島」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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