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シオミズツボワムシ
シオミズツボワムシ ''Branchionus plicatilis'' sp. complexは、輪形動物門に属する微小な動物である。汽水産のプランクトンであり、海水魚養殖では稚魚のための生き餌として重視され、大規模に養殖がなされる。隠蔽種を複数含んでいる。 == 概説 == シオミズツボワムシは淡水産のツボワムシなどと同属の、標準的なワムシである。胴体の甲羅は硬化せず、主として汽水に生息するが、同時に広塩分耐性も持ち合わせる。また繁殖力も大きく、養殖漁業では大発生して問題となることもあった。 ところが、この性質を利用する形で、人工繁殖させて孵化間もない魚類の餌として利用されるようになった。現在では効率的に多量に繁殖させる技術が確立しているが、この技術の多くは日本で確立された。漁業方面ではこの種のことを単にワムシと言っているらしい。また、飼育法が確立されていることから、海洋の動物プランクトン研究においてモデル生物とされている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「シオミズツボワムシ」の詳細全文を読む
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