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シクロデカン(英語、cyclodecane)とは、十員環を持ったシクロアルカン(環状炭化水素)の1種である。消防法による第4類危険物 第2石油類に該当する〔法規情報 (東京化成工業株式会社)〕。 == 性質 == シクロデカンは、分子式C10H20、分子量140.27の十員環のシクロアルカンであり、これは結合角ひずみが少ないため、直鎖状のアルカンと同程度の反応性しか持たない(例えば、結合角ひずみが特に大きいことで知られる三員環のシクロプロパンのような反応性は持たない) 〔 大木 道則、大沢 利昭、田中 元治、千原 秀昭 編集 『化学辞典』 p.576(左下部) 東京化学同人 1994年10月1日発行 ISBN 4-8079-0411-6 〕 。 ただし、シクロデカンが全く結合角ひずみを持たないという意味ではない。 シクロデカンの常圧における融点は9.6℃ 〔 大木 道則、大沢 利昭、田中 元治、千原 秀昭 編集 『化学辞典』 p.577(右中部) 東京化学同人 1994年10月1日発行 ISBN 4-8079-0411-6 〕 〔 化学大辞典編集委員会 編集 『化学大辞典 (縮刷版) 4』 p.193(右下部) 共立出版 1963年10月15日発行 ISBN 4-320-04018-X 〕。 沸点は201℃〔〔。 常温常圧においては無色の液体として存在する〔。 4℃の水を標準物質とした時の、20℃におけるシクロデカンの比重は0.8575〔〔。 ナトリウムのD線に対する、20℃におけるシクロデカンの屈折率は1.4714〔〔。 なお、結晶化させた時は、無色の結晶となる〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「シクロデカン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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