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シクロペンタジエニル錯体[しくろぺんたじえにるさくたい]
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シクロペンタジエニル錯体 : ウィキペディア日本語版 | シクロペンタジエニル錯体[しくろぺんたじえにるさくたい]
シクロペンタジエニル錯体(シクロペンタジエニルさくたい、)とは、シクロペンタジエニル基 (C5H5-) を含む金属錯体である。シクロペンタジエニル基はしばしば Cp と略記される。金属とシクロペンタジエニルとの結合様式によって、π錯体、σ錯体、イオン性錯体の3種類に分類される。 == シクロペンタジエニル配位子 == 有機金属化学におけるこの領域は、1954年のフェロセンの構造の認識によって初めて見出された。 アルカリ金属のシクロペンタジエニル錯体は、様々な遷移金属化合物と反応して、対応する遷移金属のシクロペンタジエニル錯体を与える。Cp 配位子は、フェロセン FeCp2、コバルトセン CoCp2、ニッケロセン NiCp2 などのように、一般に5個の炭素原子全てで金属に結合している。これはハプト数を用いて η5 と表される。Cp 環が互いに平行であるような化合物はサンドイッチ化合物と呼ばれる。いくつかのメタロセン、特にロドセン RhCp2 やニッケロセンなどでは、Cp 環が5個未満の炭素原子で金属に結合している(η5 でない)ようなシクロペンタジエニル錯体が見られる。他には、エチレン重合の触媒として用いられる二塩化ジルコノセンのように、Cp 環が曲がって結合しているようなものも見られる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「シクロペンタジエニル錯体」の詳細全文を読む
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