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シグムンドゥル・ダヴィード・グンラウグソン（ 、1975年3月12日 - ）は、アイスランドの政治家〔Alþingi - Æviágrip: Sigmundur Davíð Gunnlaugsson （Alþingi、2013年6月20日閲覧）〕。進歩党党首。元ジャーナリスト、ラジオパーソナリティ。 党首を務める進歩党は2013年4月のアイスランド総選挙で議席を大きく回復し、同じく議席をわずかに伸ばした独立党と連立政権を樹立〔アイスランド、連立政権樹立で合意 （日本経済新聞、2013年5月23日）〕、シグムンドゥル・ダビドは同国史上最年少の38歳で首相に就任した。 EU加盟やユーロ導入には引き続き慎重であるべきとした上で、同国の金融破綻以来実施されている資本規制を撤廃する考えなどを明らかにした〔資本規制撤廃と変動相場制の再導入目指す＝アイスランド新首相 （ウォール・ストリート・ジャーナル、2013年5月24日）〕。 2016年4月、パナマの法律事務所から流出したパナマ文書の内容が報じられたことで、租税回避地の法人を購入して巨額の投資を行っていたことが露見して辞任を表明した。 ==租税回避地利用疑惑== 2016年、4月3日にパナマ文書の内容が発表されたことで、シグムンドゥル・ダビドの政治的評判は傷ついた。 報道によれば、シグムンドゥル・ダビド夫妻は、07年に購入した租税回避地の法人Wを通じてアイスランドの銀行大手3行に対して巨額の債権を所有しており、08年のアイスランド金融危機でそれらが破綻した際は、自らが債権者である事実を公表しないまま、海外の債権者たちを救済しないよう呼びかけ、他の債権者たちに債権を放棄するよう働きかけていた〔“同氏は０７年、法律事務所から妻と共同で英領バージン諸島の会社を買い取り、遺産の投資に使っていたが、０９年に国会議員となった際に同社を保有していることを申告しなかった。同社の投資先には、０８年の金融危機で破たんしたアイスランドの銀行も含まれていた。０９年末には、自身の持ち分を妻に１ドルで譲渡したとされる。” CNN posted at 2016.04.06 Wed 10:30(JST) http://www.cnn.co.jp/world/35080717-2.html〕〔“妻と共同で租税回避地のイギリス領バージン諸島の会社を通じ、アイスランドの銀行の債券数億円分を保有していた” TBS 2016年04月06日17:53 アイスランド首相が辞任、「パナマ文書」流出で疑惑浮上 http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2743117.html〕。 4月4日には議会で野党4党が不信任案を提出し、首都レイキャビクでは辞職を求める大規模なデモが行われ〔AFPBB News 2016-04-05 アイスランド首相が辞任、首都では数千人デモ 「パナマ文書」問題〕、ネットでは辞職を求める署名が全人口の8％に相当する数に達した。 シグムンドゥル・ダビドは不信任案に対しては議会の解散で応じる構えを見せたが、大統領の同意が得られず〔“数百万ドル（数億円）の家族資産を隠した疑いが浮上” 時事通信 2016/04/06-06:39 アイスランド首相が辞任＝資産隠し批判抗し切れず－パナマ文書発覚後初の首脳退陣 http://www.jiji.com/jc/article?k=2016040600023〕、報道から2日で辞任を表明した〔アイスランド首相が辞任、「パナマ文書」の資産隠し疑惑で （ロイター 2016年4月6日〕。 シグムンドゥル・ダビドは、パナマ文書流出の1ヶ月前には「過去にオフショア企業を作ったことはあるか」との質問に対して「この国にはそういうものを利用している会社もあるだろうが、自分も家族も税逃れの資産隠しをしたことはない」と答えていた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』 ■ウィキペディアで「シグムンドゥル・ダヴィード・グンラウグソン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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