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シスチン (cystine) はアミノ酸の一種で、3,3'-ジチオビス(2-アミノプロピオン酸)のことである。2分子のシステインが、メルカプト基 (–SH) の酸化によって生成するジスルフィド結合(S–S 結合)を介してつながった構造を持つ。光学活性化合物であり、天然に多く存在するのは L体 (''R'',''R 毛髪などのケラチンに特に多く含まれる(毛髪の約5%)。通常のタンパク質での含量は少ないが、その高次構造を決める上で重要な部分である。 シスチンは、1810年にウィリアム・ハイド・ウォラストンによって発見されたが、1899年に牛の角から単離されるまでは、タンパク質に由来するものとは認識されていなかった〔"cystine." ''Encyclopædia Britannica''. ''Encyclopædia Britannica Online''. Encyclopædia Britannica, 2011. Web. 10 Feb. 2011. ==性質・栄養== ジスルフィド結合は容易に還元され対応するチオール(システイン)となる。この反応は2-メルカプトエタノールやジチオスレイトールなどのチオールによって起こる。 そのため、シスチンの栄養学的な利点や摂取源は、より一般的なシステインのものと同一である。ジスルフィド結合はより高温で、より容易に切断される。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「シスチン」の詳細全文を読む
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