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ミニコンポ(和製英語:)は音響機器の一形態。ミニ・コンポーネント・システムの略。セットコンポ、システムステレオ、と呼ばれる場合もある。時代や地域、メーカー、販売店などによって定義内容に幅があるが、一般的に据置型でスピーカーが分離できるオーディオ・システム一般を指すことが多い。 == 概要 == 元来はレコードプレーヤー、アンプ、スピーカーなどが独立した製品として提供されるコンポーネントステレオ(コンポはコンポーネントの省略形)に分類され、19インチラック実装のプロ用オーディオ機器を範とした幅17インチ(約432ミリ)の「フルサイズコンポ」を横幅で80%程度に縮小したサイズの製品群を当初はミニコンポとは呼ばずミニ・ステレオと称した。各社の発売が集中したミニコンポ元年ともいえる1978年当時、ミニコンポという名称を使用していたのはパイオニアのMiniシリーズ(広告媒体で使用。)とアイワのマイペースシリーズ(製品本体バッジに使用。)で、A4サイズを採用したTechnicsはコンサイスコンポ、当時最小のB5サイズで発売した東芝Aurexではマイクロコンポという名称を用いるなど特に決まっていなかったが、分かりやすさから次第にミニコンポという名称が普及して行った。ミニコンポには最初から各コンポーネントがシリーズ化され、セット販売を前提とした、いわゆるシステムコンポとされるものが多い。 音楽パッケージの形態がLPレコードからコンパクトディスクに移行すると、横幅半分のサイズをミニミニコンポ、更に小さいものや一体型のものをマイクロコンポなどと呼ぶこともあるが、現在ではサイズにこだわらず据置型でスピーカーが分離できるオーディオシステム一般を指すことが多い。 一般に、一体型であるラジカセより高性能、高音質ではあるが、高性能ラジカセとの比較の場合、一概には言えない。 また、ケンウッドのKseriesの一部機種に代表されるように、中高級機のブランドや性能でありながら、一体型である機器もある。 ちなみにコンポーネントステレオ自体が和製英語なので、ミニコンポも当然、和製英語の一つである。コンポーネントステレオ、システムコンポは英語圏では「Stereo component system」と呼ぶ。 「コンポーネント」自体が「部品」といった意味の単語なので、一体型ミニコンポは、英語圏では当然「コンポーネント」という言葉は使われず、「シェルフ・ステレオ」(Shelf stereo)、「ミニシステム」、「マイクロシステム」などと呼ばれる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ミニコンポ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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