|
cytochrome c ===========================
シトクロム''c''(cytochrome ''c''、cyt ''c'')は、ミトコンドリアの内膜に弱く結合しているヘムタンパク質の一種である。タンパク質のシトクロム''c''ファミリーに属する。他のシトクロムと異なり可溶性(100 g/L)で、電子伝達系において不可欠な因子である。酸化還元能を持つが酸素分子は持たない。電子伝達系では複合体IIIから1電子を受け取り、複合体IVに1電子を引き渡す。ヒトではシトクロム''c''は ''CYCS'' 遺伝子にコードされている。 == 機能 == === 電子伝達系における役割 === シトクロム''c''はミトコンドリアで電子伝達系の構成要素を成す。シトクロム''c''のヘム基がb-c1複合体から電子を受け取り、シトクロムオキシダーゼ複合体に電子を渡す。また、シトクロム''c''はアポトーシスの開始にも関与する(後述)。シトクロム''c''は、細胞質に放たれるとアポトーシスプロテアーゼ活性化因子に結合する〔。 シトクロム''c''はヒドロキシル化や芳香族酸化など幾つかの反応の触媒能を持つほかペルオキシダーゼ活性を有し、2,2-azino-''bis''(3-ethylbenzthiazoline-6-sulphonic acid (ABTS) や 2-keto-4-thiomethyl butyric acidや4-aminoantipyrine といった電子伝達体を酸化する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「シトクロムc」の詳細全文を読む
=========================== 「 シトクロムc 」を含む部分一致用語の検索リンク( 3 件 ) シトクロムc シトクロムcオキシダーゼ シトクロムcレダクターゼ スポンサード リンク
|