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レーゼシナリオは、映画脚本(シナリオ)の形式で書かれた文学作品で、レーゼドラマの一種である。 ==「レーゼシナリオ」という単語について== 「レーゼシナリオ」という語は、ドイツ語と英語を混交した昭和生まれの和製洋語であり、「レーゼドラマ」のように一般の国語辞典には載っている語ではないが、いくつかのカタカナ語辞典には載っている〔レーゼシナリオという語の説明が載っているカタカナ語辞典に、三省堂の『コンサイス・カタカナ語辞典』、旺文社の『カタカナ語・略語辞典』、集英社の『日本語になった外国語辞典』、角川書店の『外来語辞典』(あらかわ・そおべい編著)などがある。〕。辞書以外の本では、新藤兼人の『シナリオの話』(社会思想社・1955年・刊)に用語の説明があるが、ここではやや否定的に扱われている〔『シナリオの話』新藤兼人・著(社会思想社・現代教養文庫)。217頁に「レーゼ・シナリオ」という項目がある。「シナリオの形式を借りた文学形式」であると、その文学的独立性を認めてはいるが、「活字にならない小説が意味を持たないように、フィルムにならないシナリオはシナリオと呼べるものでは」ないからナンセンスだとも述べている。また、日本映画の過渡期には迎えられたが今は提唱者はいないとも伝える。〕。また、東京外語大教授・宇戸清治の論文に、チャート・コープチッティの『逆風 ''Lom Long''』〔英語題名は、'Seduced(誘惑されて)'。英語版サイトの著者略歴 :書かれた年代と映画脚本であることから、「Lom long」が英語題「Seduced」になったことが容易にうかがえる〕という作品を論じた『現代タイ文学に見る表現技法(2):レーゼシナリオとしての「ロム・ロン」』というものがあり、『東京外大東南アジア学』第10巻に収められた〔CiNii 日本の論文をさがす 〕。レーゼシナリオという語が学術論文のタイトルに使われた実例である。 紙媒体以外でも、市販されているパソコンのなかで高いシェアを占めるタイプのものは「れーぜしなりお」から「レーゼシナリオ」に一発変換できることから、プレインストールされている辞書の語彙にも、この語が入っていることが分かる。 まれに「レーゼ・シナリオ」などと表記される場合もあるが、これはインターネットを「インター・ネット」と表記するようなものである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「レーゼシナリオ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Closet screenplay 」があります。 スポンサード リンク
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