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シニス
シニス()は、ギリシア神話の人物である。別名ピテュオカムプテース(, 「松曲げ男」の意)。ポリュペーモーンとシュレアーの子〔アポロドーロス、3巻16・2。〕、あるいはポセイドーンの子。ペリグーネーの父で、メラニッポスの祖父〔プルタルコス「テーセウス伝」、8。パウサニアス、10巻25・7。〕。 シニスは怪力の盗賊で、コリントスのイストモス地峡で、旅人にひどい乱暴をした。シニスは松の木を地面まで曲げ、松がもとに戻らないように押さえさせ、跳ね飛ばして殺した〔アポロドーロス、3巻16・2。〕。あるいは旅人とともに松を押さえているときに手を離し、跳ね飛ばして殺した〔ヒュギーヌス、38。〕。またあるいは2本の松を曲げて旅人の両足に縛り、旅人は2本の松がもとに戻るときに引き裂かれた〔オウィディウス『変身物語』7巻。パウサニアス、2巻1・4。〕。テーセウスはアテーナイに向かっているときに、シニスをそれまで彼がしてきたのと同じ方法で殺した。またテーセウスはシニスを殺した後、彼の娘ペリグーネーとの間に1子メラニッポスをもうけた。 == 脚注 ==
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抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「シニス」の詳細全文を読む
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