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シバーム(アラビア語:, Shibam)は、イエメン・ハドラマウト地方の都市。人口は約7,000人。かつて、シバームは、ハドラミ人の(紀元前8世紀 - 3世紀)の首都として数世紀に渡り繁栄した。 シバームが有名なのは、ハドラマウト地方独特の高層住宅建築によっているところが大きく、1982年、ユネスコの世界遺産に登録された。シバームの住宅は全て、泥煉瓦によって構成されており、今日でも、500以上の5階から9階建ての高層建築が残っている。建物間には連絡橋が設けられ、自由に往来ができるようになっている。このような高層住宅が建設されたのは、洪水と遊牧民の襲来から町を守るためであった。 シバームの歴史自体、2000年以上続いているが、現存の市街地に残る高層建築は、ほとんどが16世紀以降に建設されたものである。また、ここ数世紀の間に何度も何度も、破壊と再建を繰り返してきた。2008年10月にはハドラマウト地方を襲った豪雨が原因で洪水が起こり、これが原因で地盤が緩み本遺産にも一部の建物が倒壊するなどの被害が出た〔「『砂漠の摩天楼』倒壊ピンチ イエメン 暴風雨 死者61人」産経新聞、2008年10月27日付朝刊3面。「AP通信などが伝えた」と。〕。2015年の第39回世界遺産委員会で危機にさらされている世界遺産(危機遺産)リストに加えられた〔La Vieille ville de Sana’a et l’Ancienne ville de Shibam et son mur d’enceinte (Yémen) ajoutées à la Liste du patrimoine en péril (2015年7月2日閲覧)〕。 シバームは、町の高層建築物群から、「最古の高層ビル群」、「砂漠のマンハッタン」と形容される。 == 世界遺産 == === 登録基準 === 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「シバーム」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Shibam 」があります。 スポンサード リンク
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