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シボグモ
シボグモ ''Anahita fauna'' Karsch, 1879 は、シボグモ科のクモの1種。網を張らず歩き回るクモで、コモリグモに似ている。この科では日本で普通に見られるのは本種のみである。 == 特徴 == 体長は雌で約10mm、雄では7-8mm。雌雄の性的二形は雄が雌より一回り小さい程度〔以下、岡田他著(1967),p.388〕。背甲は黄褐色で中央両側に濃褐色の縦筋模様がある。また両側縁沿いにも褐色の斑紋が並んでいる。背面は多少盛り上がり、前端は幅が狭い。眼は8眼2列だが、前後列とも後曲(側眼が中眼より後に位置する)が大きい為、前側眼が後中眼の横にあって、全体として2・4・2の3列になっているように見える。 歩脚も黄褐色で黒褐色の斑紋があるが、足の末端に近づくほど色が濃くなっている。腹部も黄褐色でやはり中央両側に褐色の縦筋斑があるが、後方では内側に矢筈状の切れ込みのような模様が出る。全体で見ると頭胸部から腹部にかけて、真っ直ぐに黄褐色の帯があり、それを両側から濃褐色の線が区切って見え、その後方では輪郭が波状になっているのが印象的である〔浅間他(2001)p.77〕。 和名は腹部の模様が絞り模様のようなまだらであることから〔浅間他(2001)p.77〕。古くは別名としてドクグモモドキがあった〔岡田他著(1967),p.388〕。これは、この種がコモリグモに似ている為である(コモリグモ科はかつてドクグモ科の名であった)。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「シボグモ」の詳細全文を読む
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