|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana) ・ 湖 : [みずうみ] 【名詞】 1. lake
シムコー湖()は、カナダのオンタリオ州、オンタリオ湖の北、ヒューロン湖の東にある湖である。オンタリオ州の中にその全体が入っているものとしてはニピゴン湖、スール湖、ニピシング湖に次いで4番目の大きさである。17世紀に初めてヨーロッパ人が接触したとき、ヒューロン族インディアンによって、「ウーエンテイロンク」(美しい水)と呼ばれていた。「トロント湖」とも呼ばれていたが、アッパー・カナダの初代副総督ジョン・グレイブス・シムコーがその父の記憶のためにシムコー湖に改称した。 シムコー郡、ダラム地域、ヨーク地域に接している。バリー市がケンペンフェルト湾沿いにあり、オリリア市はクーチチング湖の入り口にある。シムコー湖に排水する地域には、トロント大都市圏の北部など、人口では50万人ほどが住んでいる。 ジョージナの町がシムコー湖の南岸全体に沿ってあり、クックス湾沿いのケスウィック、サットン、ジャクソンズポイント、ペファーロー、ユードラなど小さな住宅地や集落が集まっている。 イニスフィルの町はシムコー湖の西岸にあり、バリーの南、ブラッドフォードの北に位置している。 == 歴史 == シムコー湖は前史時代のアルゴンキン湖と呼ばれたかなり大きな湖の名残である。このアルゴンキン湖の盆地には現在のヒューロン湖、ミシガン湖、スペリオル湖、ニピゴン湖、ニピシング湖が含まれていた。最終氷河期の終わりに氷のダムが融けて地域の水位が大きく下がり、現在の湖が残された。 17世紀に初めてヨーロッパ人が接触したとき、ワイアンドット族(ヒューロン族)インディアンから「ウーエンテイロンク」(美しい水)と呼ばれていた。1687年、カナダを探検したフランス軍人ラホンタン男爵が、この湖をイロコイ語で入り口あるいは峠を意味するタロント湖と呼んだ。タロントは当初、シムコー湖からクーチチング湖に注ぐ水路である「ザ・ナローズ」のことを指していた。その頃から多くの地図制作者がこの名前を当てていたが、地図制作者のビンセンゾ・コロネリが1965年に制作した地図に「トロント」というより一般的な名前で紹介したと考えられている。 「トロント」という名前はトロント湖を通ってオンタリオ湖とジョージア湾の間の陸路であるトロント・キャリーイング・プレース・トレイル(あるいはトロント・パッセージ)の名前に使われたことで、トロント市に使われるようになった。その名前がオンタリオ湖沿い、トロント・パッセージの麓にあったフランスの初期の砦の名前にも使われた。トロント湖から出るセバーン川はかつてトロント川と呼ばれており、ジョージア湾のセバーン・サウンドに入り、ベイエ・ド・トロントと呼ばれた。 後のフランス人交易業者はこの湖を格子の湖(あるいは棚の湖)を意味する「ラク・オ・クレイ」と呼び、ヒューロン族がこの湖で梁漁を行うことを言っていた。 1793年、ジョン・グレイブス・シムコーが改名した。自分自身ではなく、父親のジョン・シムコー船長に因むものだった。シムコー船長は1710年11月28日に、イングランドの北東、ダラムのステンドロップで生まれた。イギリス海軍の士官となり、1759年5月15日にHMS''ペンブローク''に乗艦している間に、肺炎で亡くなった。 シムコー湖の大きさは、長さ約30 km、幅25 km ある。面積は約725 km2 ある〔Data summary at the International Lake Environment Committee 〕。人差し指と親指を伸ばした拳のような形をしている。西の親指に当たるのがケンペンフェルト湾であり、北に手首にあたるクーチチング湖、南に伸びた人差し指がクックス湾である。クーチチング湖は昔、ブリストル・チャネルと呼ばれるシムコー湖の3つ目の湾だったと考えられた。しかし、この2つの湖の間のザ・ナローズの存在は、これを別の湖だと見なさせるものがある。ザ・ナローズは「トロント」の訳語である「木が水の中に立つ場所」と呼ばれ、この地域に住んだファーストネーションの重要な漁場だった。またモホーク族の言葉で「トラン・テン」も、この地点から南に通る陸路であるトロント・キャリーイング・プレース・トレイルという形で「トロント」になった。 「トロント」の意味として「木が水の中に立つ場所」ということに関して、ヒューロン族が魚を囲いに入れるために水路の堆積物に杭を挿したという習慣から来ている可能性がある。切ったばかりの若木を水に挿し、堆積物の中で枝や葉を伸ばして、暫く残ることで、「木が水の中に立つ場所」になった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「シムコー湖」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|