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シメチジン cimetidineシメチジン
シメチジン()は、ヒスタミンH2受容体拮抗薬のひとつ。H2受容体と拮抗することにより胃酸分泌を抑制することから胃酸抑制薬として使用される。H2受容体を拮抗する薬物としては他にファモチジンなどが存在する。イヌやネコの胃炎や消化管潰瘍に使用される。 == 他のH2ブロッカーにない作用 ==
* 未確認の薬効として、血管内皮細胞の管腔形成を阻害するため、腫瘍血管の新生を阻害し、がん組織の増殖を抑える可能性があり、転移の予防を示唆する、との臨床的な見地がある。 * 偽痛風の予防として有効とされる。透析時の異所性石灰化に有効だったという報告があり、ピロリン酸カルシウム沈着症などの偽痛風に応用され、有効性が確認されている。偽痛風による沈着した石灰化病変が溶け出して薄くなることもある。(しかしながら近年、同じH2ブロッカーであるファモチジンにも同様の作用があるとの報告がなされている。) * 石灰沈着性腱板炎に効果がみられるとの報告がある〔Yokoyama M, et al. Cimetidine for chronic calcifying tendinitis of the shoulder. Reg Anesth Pain Med. 2003 May-Jun;28(3):248-52.〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「シメチジン」の詳細全文を読む
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