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シメン : よみがなを同じくする語

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シメン : ミニ英和和英辞書
シメン
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


シメン : ウィキペディア日本語版
シメン

シメン (cymene) または''p''-シメン、パラシメン (''p''-cymene) とは、天然に存在するモノテルペンのひとつで、構造は芳香族炭化水素に分類される。ベンゼン環のパラ位(1位と4位)にメチル基 (-CH3) とイソプロピル基 (-CH(CH3)2) が置換した構造を持つ。水にはほとんど溶けず、エタノールエーテルには易溶である。
天然にはクミンタイムなどの精油に含まれる。工業的には、ピネン脱水素化や、トルエンプロペンフリーデル・クラフツ反応などによって製造される〔Eggersdorfer, M. (2003). "Terpenes" in ''Ullmann's Encyclopedia of Industrial Chemistry''. Wiley: Weinheim, p. 659.〕。石鹸などに香料として添加されるほか、テレフタル酸チモールの合成原料としても利用される。
位置異性体として ''o''-シメン(CAS登録番号 )と ''m''-シメン(同 )が知られるが、どちらも天然での存在は知られていない。''p''-シメンのみが天然化合物である。'p''-シメンパラシメン (''p''-cymene) とは、天然に存在するモノテルペンのひとつで、構造は芳香族炭化水素に分類される。ベンゼン環のパラ位(1位と4位)にメチル基 (-CH3) とイソプロピル基 (-CH(CH3)2) が置換した構造を持つ。水にはほとんど溶けず、エタノールエーテルには易溶である。
天然にはクミンタイムなどの精油に含まれる。工業的には、ピネン脱水素化や、トルエンプロペンフリーデル・クラフツ反応などによって製造される〔Eggersdorfer, M. (2003). "Terpenes" in ''Ullmann's Encyclopedia of Industrial Chemistry''. Wiley: Weinheim, p. 659.〕。石鹸などに香料として添加されるほか、テレフタル酸チモールの合成原料としても利用される。
位置異性体として ''o''-シメン(CAS登録番号 )と ''m''-シメン(同 )が知られるが、どちらも天然での存在は知られていない。''p''-シメンのみが天然化合物である。
パラシメン (''p''-cymene) とは、天然に存在するモノテルペンのひとつで、構造は芳香族炭化水素に分類される。ベンゼン環のパラ位(1位と4位)にメチル基 (-CH3) とイソプロピル基 (-CH(CH3)2) が置換した構造を持つ。水にはほとんど溶けず、エタノールエーテルには易溶である。
天然にはクミンタイムなどの精油に含まれる。工業的には、ピネン脱水素化や、トルエンプロペンフリーデル・クラフツ反応などによって製造される〔Eggersdorfer, M. (2003). "Terpenes" in ''Ullmann's Encyclopedia of Industrial Chemistry''. Wiley: Weinheim, p. 659.〕。石鹸などに香料として添加されるほか、テレフタル酸チモールの合成原料としても利用される。
位置異性体として ''o''-シメン(CAS登録番号 )と ''m''-シメン(同 )が知られるが、どちらも天然での存在は知られていない。''p''-シメンのみが天然化合物である。
== 配位子として ==
シメンはルテニウムへの配位子として用いられる。(η6-cymene)2Ru2Cl4 と表されるハーフサンドイッチ型の錯体(CAS 登録番号 )が、三塩化ルテニウムと α-フェランドレンから合成され、各種ルテニウムシメン錯体への前駆体として利用される〔Bennett, M. A.; Huang, T. N.; Matheson, T. W. and Smith, A. K. "(h6-Hexamethylbenzene)ruthenium complexes", ''Inorganic Syntheses'', 1982, ''21'', 74-78.〕。オスミウムのシメン錯体も知られる(例: (η6-cymene)2Os2Cl4、CAS 登録番号 )。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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