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シャッコー : ウィキペディア日本語版
シャッコー[ちょうおん]

シャッコー (''SHOKEW'') は。「ガンダムシリーズ」に登場する架空の兵器。有人操縦式の人型ロボット兵器モビルスーツ」(MS)の一つ。初出は、1993年放送のテレビアニメ機動戦士Vガンダム』。
作中の敵側勢力「ザンスカール帝国軍」(ベスパ)の試作機。従来のベスパ主力機「ゾロ」を上回る高性能機として開発された。『Vガンダム』第1話でベスパ軍人の「クロノクル・アシャー」がテストパイロットを務めていたが、レジスタンス組織「リガ・ミリティア」との戦闘の混乱に乗じて主人公の「ウッソ・エヴィン」に奪われ、一時的に彼の搭乗機となる。のちに、量産機である「リグ・シャッコー」も登場する。
== 機体解説 ==

ベスパの汎用高性能MSのプロトタイプとして開発された機体〔『NEWモビルスーツバリエーション・ハンドブック(2)』14頁。〕。次期主力機のデータ収集用に、各地で運用試験が行われていた。全領域における対MS戦を想定しており、格闘能力や白兵戦能力を重視した設計となっている。固定武装は肩に装備された2連ショルダービーム・ガンのみだが、基本性能はゾロを上回る〔アニメ第4話クロノクル発言より〕。額には一対のV字型に配されたブレードアンテナを備える。
宇宙空間での試験の後に、ベスパの地上降下作戦に伴いラゲーンのイエロージャケットに配備され、地上での運用試験が行われていたが、ポイント・カサレリアで運用試験を行っていたシャッコーがリガ・ミリティア所属の部隊と交戦し、戦場に居合わせたウッソ・エヴィンに強奪される。
奪われたシャッコーが子供によって運用されていたことが伝えられると、ベスパ上層部の一部は本機の優秀な操作性の証明と判断〔、ザンスカールでは小国特有の人手不足の折、学徒さえ動員していた状況であり、本機の即時量産を推すこととなる〔。またウッソとクロノクルとのもみ合いの末機体が湖に突っ込んでコクピットが一時的にとはいえ完全に水没しているが操作系や電装品などに異常をおよぼした様子は劇中において一切見受けられないなど高い耐久性を示している。
機体はテストパイロットを務めていたクロノクルが自身で本機を撃墜、回収している。回収された機体は本国に送られ、そのデータを元に量産機であるリグ・シャッコーが開発され、またその他のMSの開発計画にも活かされた〔。
; 劇中での活躍
: 第1話から登場。ヨーロッパのポイント・カサレリアでクロノクル搭乗のもと運用テストを行っていた際に、リガ・ミリティア所属のコア・ファイターに遭遇、交戦状態に入る。この時の戦闘に巻き込まれたウッソ・エヴィンが本機を乗っ取り、しばらくウッソの機体として使用される。
: なお、劇中では2話のガリー・タンとの遭遇戦でビーム・ライフルを失い、その後はVガンダムヘキサのオプションに採用されている5連ガトリングガンやゾロ用のビーム・ライフルなどを使用する。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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