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シャニダール洞窟 : ミニ英和和英辞書
シャニダール洞窟[どうくつ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
: [ほら, どう]
 【名詞】 1. cave 2. den 3. grotto 
洞窟 : [どうくつ]
 【名詞】 1. cave 

シャニダール洞窟 : ウィキペディア日本語版
シャニダール洞窟[どうくつ]

シャニダール洞窟(; ; )は、イラク北部のクルディスタン地域にある考古遺跡。洞窟内部から、3万5000年前から6万5000年前にかけての、ネアンデルタール人の人骨10体(うち4体はほぼ完全な骨格)が発見されたことで知られている。
当地で発掘された「シャニダール1号」と「シャニダール4号」は、ネアンデルタール人のうち最も知られた個体である。「シャニダール1号」は生涯を通じて複数の傷を負いながら、おそらくは仲間たちの治療によって生き延びた。「シャニダール4号」の周囲の土壌からは花粉が発見されたが、それが葬儀の存在によるものか、動物の活動の結果によるものかは議論がある。
この遺跡はアルビール県ザグロス山脈中、大ザブ川(上ザブ川)の近くに位置する。また、この洞窟にはネアンデルタール人より時代の下る(プロト新石器時代)の墓地もあり、そのうちの1つは1万600年前のもので、35人が葬られている。
== ネアンテルダール人の人骨 ==
この遺跡では、10体のネアンデルタール人の遺骨がムスティエ文化の地層から発見されている。この層からはまた、尖頭器サイドスクレイパー剥片など数百点の石器や、パサン(ノヤギ)やギリシャリクガメといった動物の骨が見つかっている〔
シャニダール1号からシャニダール9号までの最初の9体は、1957年から1961年にかけて、とコロンビア大学からのチームによって発掘された。シャニダール3号人骨は、スミソニアン博物館が所有している。その他(シャニダール1号、2号、4-8号)はイラクで保有されていたが、おそらくは2003年イラク戦争時の略奪によって失われ、スミソニアン博物館に鋳型モデル(キャスト)が残るのみとなっている。
2006年、スミソニアン博物館に所蔵されていた、シャニダール洞窟出土の動物の骨を整理していたメリンダ・ジーダー (Melinda Zeder) は、10体目となるネアンデルタール人の下肢と足の骨 (leg and foot bones) を発見した。これは「シャニダール10号」と呼ばれている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「シャニダール洞窟」の詳細全文を読む




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