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シャルル・ノディエ
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シャルル・ノディエ
シャルル・ノディエ(Charles Nodier、1780年4月29日 - 1844年1月27日)は、フランスの小説家。フランス幻想文学の祖と言われる。 ==生涯== フランスのブザンソンに生まれる。フランス革命の動乱の時代にあってまとまった正規の教育は受けなかったが、11歳の時に革命演説をするなど早熟な少年で、反ナポレオン活動で山野を逃げ回ることもあった。逃亡先の村々での老婆の炉端語りと、チョウ蒐集を愛好し、18歳の時に昆虫の触角についての著作を著す。瞑想社という結社を作り、そこの友人の妹に恋をするが、彼女は翌年に死亡、その義妹と結婚する。 1818年から「ジャン・スボガール」、「テレーズ・オベール」「スマラ、あるいは夜の霊」「トリルビー」などを発表。1823年にシャルル10世(アルトワ伯)の私設図書館であったパリのアルスナル図書館に職を得てそこに住まい、図書館が国立となった後も継続する。そこで若い文学者達を集めたサロンを開き、その中にはヴィクトル・ユーゴーやデュマなどがいてフランスのロマン主義運動の元となった。『パリ評論』の創刊に携わり、これに作品を定期的に発表するようになる。7月革命後もアルスナル図書館にとどまることを認められ、この1830年に奔放な幻想物語「ボヘミヤの王と七つの城の物語 (''Les sept châteaux du roi de Bohème'')」、幻想文学論「文学における幻想について (''Rêveries littéraires, morales et fantastiques'')」を発表。続いて1832年「パン屑の妖精」などを発表。1833年にアカデミー会員に選出。書誌蒐集家でもあり、特にインキュナブラ(印刷技術初期の本)の膨大な蔵書があった。辞書作りも手がけて『アカデミー辞書批判』『擬音語辞典』なども著す。1844年にアルスナル図書館の邸にて死去。
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