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シュガエフ反応 : ミニ英和和英辞書
シュガエフ反応[はんのう]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [はん, たん]
  1. (n,vs,n-pref) anti- 2. opposite 3. antithesis 4. antagonism 
反応 : [はんのう]
  1. (n,vs) reaction 2. response 

シュガエフ反応 ( リダイレクト:シュガエフ脱離 ) : ウィキペディア日本語版
シュガエフ脱離[しゅがえふだつり]
シュガエフ脱離(シュガエフだつり、Chugaev elimination)とは、有機化学における脱離反応の一種で、''O''-アルキルキサントゲン酸エステルを熱分解してアルケンを得る反応のこと。あるいはその反応を鍵として一級アルコールからアルケンを得る脱水反応(下式)のこと。この名前はロシアの化学者、レフ・アレクサンドロヴィチ・シュガエフ (Lev Aleksandrovich Chugaev, 1873年-1922年) にちなむ〔Chugaev, L. ''Ber. Dtsch. Chem. Ges.'' 1899, ''32'', 3332.〕。
まず、アルコールから塩基で発生させたアルコキシド二硫化炭素を作用させると ''O''-アルキルキサントゲン酸アニオンができる。このときヨードメタンを共存させておき、''S''-メチルエステルとする。
このエステルを 200 ℃ 程度に加熱すると、下式のように協奏的なシン脱離が起こりアルケンが得られる。6員環状の遷移状態を経て、β-炭素上の水素原子が硫黄上へと 1,5-転位する。アルケンとともに副生するエステルは、続いて硫化カルボニル (O=C=S) とメタンチオール (CH3SH) へと分解する。

== 参考文献 ==

* Latscha, H. P., ''Chemie-Basiswissen.'', Berlin(2002): Springer.



抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「シュガエフ脱離」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Chugaev elimination 」があります。




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