|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
VF-22 シュトゥルムフォーゲルII(ブイエフ・にじゅうに シュトゥルムフォーゲル ツー、''Sturmvögel II'')は、テレビアニメ『マクロス7』や、その他の「マクロスシリーズ」作品に登場する架空の兵器。 「マクロスシリーズ」の主要な兵器である、ファイター(航空機)・ガウォーク(航空機と人型の中間)・バトロイド(人型)への三段変形機構を持つ可変戦闘機(ヴァリアブル・ファイター=VF)シリーズの一つ。愛称(ペットネーム)の「シュトゥルムフォーゲル」は、ミズナギドリ科の海鳥(ウミツバメなど)のドイツ語名。第二次世界大戦中にドイツ空軍が使用したジェット戦闘機(爆撃型)メッサーシュミットMe262A-2aの愛称でもある。なお、発音の関係上「ストゥルムボーゲルII」「シュトゥルムボーゲルII」とも表記される。 デザインモチーフは、実在の試作戦闘機YF-23 ブラックウィドウII。設定モチーフはYF-17 コブラ。 == 機体解説 == AVF(Advanced Variable Fighter:次世代可変戦闘機)として試作機であるYF-21 シュトゥルムフォーゲルを経て、2042年に制式採用された機体。スーパーノヴァ計画の競争試作に敗れ、次期主力機の座をYF-19(後のVF-19 エクスカリバー)に譲ったが、VF-19より大型で、さらに様々な任務に対応可能である優秀な設計・性能を捨てるのは惜しいと判断され、VF-17 ナイトメアの後継となる特殊任務機に採用された。開発はゼネラル・ギャラクシー社が行い、統合軍の各拠点をはじめとし、移民船団の工場艦でもライセンス生産が行われている。 AVFの基本仕様である単独フォールド性能、ピンポイントバリアシステムなどを備えた上で、ゼントラーディ系技術を得意とするゼネラル・ギャラクシー社らしく、最新のオーバーテクノロジーを多用しており、意欲的な実験的機体という性格を持つ。高度なアクティブステルス性能を含め、技術的にはVF-19を凌ぐ先進性を秘めている。 外見上の特徴として、バトロイド時の両脚をエンジンブロックとせず、ファイターモードでは機体下面に格納する方式をとっている(ガウォークモードでは格納室内のスライドシャッターからホバリングエアが噴射される。また、『マクロスエースフロンティア』内では両足からもホバリングエアが噴出している)。格納室は平面形状のプレートカバーで覆われ、機体下面のステルス性を高めている。また、このプレートカバーは兵装ステーションを兼ね、ガウォークモードではエアスカートとして揚力を発生するなど非常に効率よく設計されている。メインスラスターには三次元推力偏向ノズルを採用しており、バトロイド時にシールドとして機能する尾翼を損傷・喪失しても飛行や戦闘機動にはほとんど影響しない(YF-21の#ハイ・マニューバ・モードを参照)。 外装には、OTM 理論を応用し開発された最新の複合素材を使用しており、柔軟に伸縮して断面積や形状を変化させることができる。主翼は外翼部から二つ折りになる形式の可変翼であるのに加え、変形により高速飛行時は薄く小さく、低速飛行時は厚く大きくなり、最適な揚抗比を獲得できる。更に左右の翼面形状を非対称に変え、大胆な挙動を取ることも可能。また、従来の可変戦闘機の変形は各ユニットの移動・収納によりそれぞれの形態を構成していたが、本機ではそれらに加え、個々の部位そのものが各形態に合わせてあたかも有機的に変態する(ファイター形態時は機体側面を構成していた部位が、バトロイド時には膨らみを増して「腕」へと変わる)という画期的なコンセプトが導入されている。脚部・胸部・腕部はファイター時に収縮し、収納スペースや機体断面積を削減するというメリットがある。ただし、これらの部位は製作工程上の問題と製造費用(コスト)の高騰化などから、本機の大量生産を困難にする一因ともなっている。 バトロイドモードでは、脚部をエンジンと別体化したことで、ゼントラーディ軍の傑作バトルスーツクァドラン・ローを思わせるシルエットとなる。実際、クァドラン系バトルスーツのキメリコラ特殊イナーシャ=ベクトル・コントロールシステムの改良型を採用し、重力制御を用いた高機動戦闘を行える。標準武装は頭部のレーザー対空砲、両腕のレーザー砲、ケースレス式ガンポッド2丁、機体内蔵のマイクロミサイルランチャーなど。大型の機体で搭載量(ペイロード)に優れ、目標へのピンポイント攻撃で威力を発揮する。オプションのファストパックはステルス性能を損ねないよう、下面プレートカバーに密着するコンフォーマル式のものが用意されている(バトロイド時は腰部両脇に配置される)。 試作機YF-21からの最大の変更点は、アビオニクスのBDIシステム(後述)がほとんど廃された点である。操縦系は脳波サポート付きながら従来の手動式となり、コクピットキャノピーも視界優先の形状に変更された。これにより内装の一部が簡略化されると同時に軽量化されたため、水平飛行速度や機動性能が若干向上している。その他、YF-21との外観的な相違としては頭部モニターが単眼(モノアイ、VF-1A、VF-11B、VF-11Cなどに見られる形式)からゴーグル型(VF-11Dなどに近似した形式)になり、兵装ステーション(ファイター時の機体底面、バトロイド/ガウォーク時は腰部に移動)が改良され、形状が変更されている。本機は高コストで生産数が少ないため、2047年時点でエースパイロット用のS型 (VF-22S) 以外の派生型は作品映像中に登場していない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「VF-22 シュトゥルムフォーゲルII」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|