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ショウジョウコオロギ(猩々蟋蟀) ''Cymbiola rutila'' はガクフボラ科に分類される10cm前後の肉食生の巻貝の一種。オーストラリア北東部のクイーンズランド州東岸からパプアニューギニアを経てソロモン諸島までの潮間帯~浅海の砂泥底に生息し、地域によってはかなり普通に見られる。形態に変異が多く、亜種や型を区別することもある。 種名の ''rutila'' は「血の色」の意で、英名はこれに因む。和名のショウジョウは赤いことを意味し、コオロギは江戸時代に同属の最普通種にトウコオロギ(唐蟋蟀)という名が付けられて以来、このグループの基幹名として使われる。昆虫のコオロギと区別する意味で語尾に巻貝を意味するボラ(法螺)を付けてショウジョウコオロギボラと言うこともある。 ==摘要== ;原記載 :''Voluta rutila'' Broderip, 1826〔Broderip, W. J.,1826. Descriptions of some new and rare Volutes. ''Zoological Journal'' vol.2 no.5:27-36. pl.III. 〕, Zoological Journal vol.2 no.5:30-32, pl.3. :タイプ産地:「Austral?」 :ホロタイプの所在:大英自然史博物館 登録No.1967607 〔Weaver, Clifton Stokes & DuPont, John Eleuthère, 1970. ''Living Volutes Monograph of the Recent Volutidae''. XV+375pp. Delaware Museum of Natural History. (p.86-89, 258, pl.66)〕 ;分布 :クイーンズランド州北東沿岸(珊瑚海の Sumarez Reef)からパプアニューギニア東部~ソロモン諸島(ソロモン海)にかけての海域(南緯20度~赤道)。潮間帯から20m程度までの砂底。 ;形態 :殻高10cm前後の長卵形、滑らかで紅色~褐色の細斑があり、3本の濃色帯をなす。軟体は褐色地に白色小斑が無数にある。 ;生態 :肉食、雌雄異体、卵嚢から稚貝が這い出す直達発生。 ;分類 :変異が多く、ショウジョウコオロギ ''C. rutila rutila'' (Broderip, 1826) とカスリコオロギ ''C. rutila norrisi'' (Gray, 1838) の2亜種に分ける立場や、亜種を認めず複数の型(form)に分ける立場などがある。属位はトゲコオロギ属 ''Cymbiola'' とすることでほぼ安定しているが、亜属まで分ける場合にはトゲコオロギ亜属 ''Cymbiola (Cymbiola)'' とする場合とトウコオロギ亜属 ''Cymbiola (Aulicina)''とする場合がある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ショウジョウコオロギ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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