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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
ショートトラックスピードスケート(英語:Short track speed skating)は、アイススケート競技のうち、アイスホッケーやフィギュアスケートと同じサイズの室内スケートリンクで行われる競技である。 1周111.12 mのトラックを、1回の競走で数名(通常4〜6人)の選手が同時に左回りに滑り、順位を競う。通常、各組の上位2人が、予選〜決勝へと続くラウンドを勝ち進んでゆく。タイムトライアルではなく着順で優劣を決めることから、『氷上の競輪』とも呼ばれている。 == 歴史 == ショートトラックは、競技者が一斉にスタートを切るマス・スタート(集団スタート)方式で行なわれる。1900年代初頭、国際的な方式が2人一組でスタートしていたのに対し、主にアメリカやカナダにおいてはマス・スタート方式が行われていた。1932年の冬季オリンピックでは、スピードスケートの競技がマス・スタート方式で行われた。北アメリカにおいては、スケートは、たとえばニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンのように、室内で行われることが多い。それゆえ、スピード競技も屋外で行なわれる通常の競技より短いトラックが用いられたのである。こうして、ショートトラックは北アメリカを中心に発展した。一方、ショートトラックは古くから室内スケートリンクがあったイギリスを発祥とし、カナダを経由してアメリカに伝わったという説もある。 1967年に国際スケート連盟(ISU)は、ショートトラックを採用した。世界選手権は1978年から1980年までISU選手権として実施されたあと、1981年から正式に実施されている。オリンピックでは、1988年のカルガリーオリンピックで、初めて行われた。このときは、公開競技であったが、1992年のアルベールビルオリンピックからは、正式競技になった。長らくオーストラリア、イギリス、カナダなどの英連邦諸国が強かったが、最近では中国や韓国といった、アジアの国々で盛んになっている。 日本は世界選手権が始まった1980年代初めから終わりにかけて、戸田博司、加藤美善、木下真理子、獅子井英子、河合季信、石原辰義などの世界チャンピオンを輩出している。また、オリンピックでは正式競技となったアルベールビルオリンピックの男子5000mリレーで銅メダル、日本で開催された長野オリンピックでは男子500mで西谷岳文が金メダル、植松仁が銅メダルを獲得した。 特に日本国内ではショートトラックの練習に適した小型のスケートリンクが関西に多いことから、比較的関西出身または関西を練習拠点としている選手が強い傾向にある。 トリノオリンピックでは、前回ソルトレイクシティオリンピック同様、男女500m、男女1000m、男女1500m、男子5000mリレー、女子3000mリレーの8種目が実施される。 なお、ソルトレイクシティオリンピックの頃からしばしば、オリンピック正式種目から除外すべきか否かという議論が起こる種目でもある。 競技の特性上、慣性の法則からいえば体格の大きい選手が重心の高さなどから、何度もコーナー部分を走行する際にやや不利となり、小柄なアジア系の選手と、比較的大柄な欧米系の選手の体格差が、競技の内容にも微妙に作用してくるとされるのが理由の一つであるといわれる。ただし、体格差による有利不利は他のスポーツにもよくあることであり、実際の近年の論議は、失格判定にまつわる審判基準の不明朗さと運用、またそれに対するクレームの多さに起因する議論が多い。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ショートトラックスピードスケート」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Short track speed skating 」があります。 スポンサード リンク
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