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ショーランナー(英: ''showrunner'' または ''show runner'')とは、主にアメリカ合衆国とカナダのテレビ番組製作〔アメリカのテレビ番組には、カナダで撮影されているものや、カナダの俳優が出演しているものも多く、両国のテレビ業界は繋がりが深い。〕において、実際に現場の指揮を執る者(現場責任者)を指す業界用語。 アメリカ・カナダ以外のテレビ業界でも「ショーランナー」という表現が使われることがある〔『ドクター・フー』(イギリス)、『オルトロスの犬』(日本)など。〕が、慣習と呼べるほどの現象ではないため、以下、特に断りのない限り、アメリカとカナダの場合とする。 == 概要 == スタッフロールには「ショーランナー」という肩書きはなく、おおむね、エグゼクティブプロデューサー(製作総指揮)としてクレジットされるが、全ての製作総指揮者がショーランナーだとは限らない。例えば、製作総指揮者が5人〔番組によっては、途中参入や昇格も含めて10人以上の「エグゼクティブプロデューサー」が存在することもある(『24 -TWENTY FOUR-』など)。〕クレジットされていても、ショーランナーはたいてい、そのうちの1人か2人のみである。 本来は、プロデューサーが製作責任者であるが、「○○プロデューサー」という肩書き〔原語では「executive producer」「co-executive producer」「supervising producer」「consulting producer」「line producer」「co-producer」や無印の「producer」などがあるが、具体的な役割分担は不明瞭である。また、主役級の俳優に箔を持たせたり放送権料の一部を出演料に上乗せするという出演交渉(または出演契約更新)条件として「○○プロデューサー」という肩書きが提示されることもある。〕を持つスタッフの数が年々増加し、彼らを統率するはずの「エグゼクティブプロデューサー」だけでも複数いるというケースが増えてきており、しかも、その実際の役割はさまざまである。そこで、「実際に現場で製作指揮を執る者」を明確に指す用語としてショーランナーという表現が使われる。つまり、ショーランナーとは現場のボスのことである〔Showrunner ''InsideJobs.com''. 2012年10月5日閲覧。〕。 ショーランナーが頭に描くビジョン(長期的展望、全体像、青写真)に基づき、物語の舞台(世界観)、キャラクター設定、細かいストーリー展開などが決められる。謎解きや未公開要素(ネタバレ)を最もよく把握しているのもショーランナーであり、そのため、インタビューやオーディオコメンタリーへの登場頻度も他のプロデューサーたちに比べて高い。 通常、番組のクリエイター(企画・考案者)かパイロット版(第1話)の脚本執筆者(両者はしばしば同じ)がそのままショーランナー、あるいは別の脚本家・プロデューサーとともに共同ショーランナーになるが、例外もある〔。中には、スピンオフ番組など、複数の番組のショーランナーを兼任する者もいる。また、何らかの事情でショーランナーが交代する場合もある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ショーランナー」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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