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シラコスゲ
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シラコスゲ
シラコスゲ(白子菅、''Carex rhizopoda'') はカヤツリグサ科の植物。花茎に単一の小穂だけをつけるスゲ属で、果胞は大きい。 ==特徴== 柔らかな多年生草本。短いながら斜め上する根茎があり、大きな株を作る〔以下、主たる部分は佐竹他(1982)p.153〕。全体に鮮やかな緑色である。 葉は扁平で幅2-3(-5)mm、花茎より短い。 果実の成熟は4-6月。花茎は長さ20-50cm、断面は三角で、鋭い稜があり、縁はざらつく。小穂はその先端に一つだけ生じる。小穂は長さ1.5-4cmで、花茎よりやや太い。雄雌性で先端に雄花部があるが、ごく短く、幅が狭い。雌花鱗片は卵形、緑色で中肋があり、長さは果胞の約半分。果胞は長さ5-6mm、薄い膜質で緑色、細い脈がある。形は卵形で先端は次第に狭まって、やや反り返る長い嘴となる。果胞は花軸にほぼ沿ってつき、成熟しても開出しない。柱頭は三裂。 和名は埼玉県白子(現、和光市)で矢田部良吉が採集し、命名したことによる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「シラコスゲ」の詳細全文を読む
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