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グリース(grease)またはグリスは潤滑剤の一種で、油よりも粘度が高く流動性が無いため常温では半固体または半流動性を呈する。基本的には液状潤滑油にカルシウム・ナトリウム・リチウム・アルミニウムの石鹸(脂肪酸の塩)等の増ちょう剤(増稠剤)を均一に拡散させ、ゼリー状にしたもの。 == 性質 == グリースは増ちょう剤によって構造粘性を有している。すなわち低せん断速度では見かけ上高粘度を示すが、高せん断速度では粘度が低下する非ニュートン流体である。更に塑性流体であり、ずり速度を変化させた場合に対するずり応力の変化が一意にならない性質揺変性、チクソトロピーを持つ。また温度を上げてゆくと構造粘性を失うが、この温度を滴点と呼ぶ。増ちょう剤は金属への高い親和性を有しているので液状潤滑油よりも部材への吸着性が良い。潤滑剤として一般潤滑油と比較した特徴を列記する。 * 比較的低速度・大荷重に適する * 密封性が良い * 飛散・漏洩が少ない * 抵抗が大きい * 放熱性・冷却性が悪い * 温度や速度の条件が変わると、ちょう度が大きく変化する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「グリース」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Grease (lubricant) 」があります。 スポンサード リンク
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