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半導体素子(はんどうたいそし)は、半導体による電子部品、または電子部品の根幹である機能中心部の素子である。半導体の電子工学的な特性を利用した固体による電子回路の主要な構成要素であり「ソリッドステート・デバイス」とも呼ばれる。 半導体素子にはトランジスタや集積回路(IC・LSI)、抵抗、コンデンサなどがあり、〔菊池正典著、『やさしくわかる半導体』、日本実業出版社、2000年6月30日初版発行、ISBN 4534030975〕〔西久保靖彦著、『半導体の基本と仕組み』、秀和システム、2003年3月6日第1版第1刷発行、ISBN 4798004928〕、テレビ受像機、携帯電話、コンピュータといった電気製品(電子機器)のほとんどに内蔵され、さらに自動車や各種産業機器などにもコンピュータなどの形で組込まれており、その工学上の重要性は非常に大きい。また経済上の重要性も非常に大きく、世界の半導体市場の売り上げは2009年で2,284億ドルであった〔米ガートナー社 2010年3月29日プレス・リリース 〕。
== 特徴 == 半導体素子が一般的に使われる前には、電子機器内の能動素子としては真空や気体を利用した電子管(真空管など)が使われていた。しかし、半導体素子には次のような特徴があるため、殆どの応用分野で電子管を代替し、凌駕した。 * ヒーターが不要なため消費電力が少なく、電源投入と同時に動作する。 * 低温で動作するため寿命が長い。 * 固体であるため振動や加速度に強く信頼性が高い。 * 同じ動作をさせるのに必要な体積・面積が小さい。 当初電子管に比べて不利とされていた弱点についても、それを補う方法が開発され、さらに広く普及した。 * 温度による特性の変化が大きいので、補償回路が必要である。→補償回路を含んだ集積回路の製作。 * 製造工程の少しの変化が大きな特性変化として現れる。→デジタル回路化し、特性のばらつきの影響を小さくする。または、製造工程の管理を厳しく行う。 * 電気的なストレス(過負荷、過電圧、過電流など)に弱い。→回路設計上の工夫や各種保護回路との併用。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「半導体素子」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Semiconductor device 」があります。 スポンサード リンク
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