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シルウィウス(Silvius、シルビウスとも)はローマ神話に登場する伝説上の王で、トロイアの騎士アエネーイスとラテン王女ラヴィニアの子、若しくはアスカニウスの子。 ヴェリギリウスによると、アエネーイスの長男でトロイア王女クレウーサの子アスカニウスとは異母兄弟で、兄の死後にアルバ王位を継承したとされる〔 Virgil VI, 763.〕。ティトゥス・リウィウスによると二人ともラヴィニアを母とする兄弟とされ、親子関係であったとする説もある。 ==伝承== 後妻ラヴィニアの父であるラティヌスからラテン人の王としての地位を継いだアエネーイスが亡くなると、兄であるアスカニウスが一先ず王位を継承した。宮殿内では開祖ラティヌスの血を受け継ぐシルウィウスを王位に付けるべきとする意見があり、アスカニウスは自らの子ユルスに継がせるべく継母と幼い弟を暗殺しようとした〔Dionysius of Halicarnasus Roman Antiquities 1.70〕 。しかし母ラヴィニアは赤子を連れて森に隠れ、アスカニウスの追っ手から逃れる事ができた。この逸話からラテン語で「森」を指すシルウァという言葉が生まれたという。 宮殿では貴族たちがアスカニウスへの不満を高め、その死後にラティヌスの血を次ぐシルウィウスの即位を認めた。追放されるかに思えたアスカニウスの息子ユルスであったが、シルウィウスは甥の罪を許して宮殿に残る事を許したという。以後王国を支えたとされるユルスの伝承は後の時代にまで続き、ユリウス氏族はユルスの末裔を自称していた。 シルウィウスの死後、王位は父の名と祖父の名をそれぞれ冠した長男アエネーイス・シルウィウスが継承した。アエネーイス・シルウィウスより後のアルバ王は君主の証としてシルウィウスの名を用いたが、これは古いコグノーメン(家名)の一つである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「シルウィウス」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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