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シロカジキ(白舵木)、学名 ''Istiompax indica'' は、スズキ目マカジキ科に分類される魚の一種。主にインド太平洋暖海域に分布する大型のカジキで、食用に漁獲される。シロカジキ属の唯一の種だが、古い分類ではクロカジキ属に含めて学名 ''Makaira indica'' としていた〔''Makaira indica'' - Froese, R. and D. Pauly. Editors. 2008. FishBase. World Wide Web electronic publication. version (11/2009)〕。 日本での地方名はシロカワ・シロカワカジキ(東京・高知)、シロマザアラ(神奈川県三崎)、カトクイ(和歌山)、ゲンバ(高知・鹿児島)、カタハリ、カツオクイなどがある。英名は"Black Marlin"(黒いカジキ)で和名と正反対だが、これは英名が生体の背中の濃い藍色を指すのに対し、和名は死後の白っぽくなった体色を指すことによる。なお英語の"White marlin"は大西洋産のニシマカジキ ''Kajikia albidus'' を指す〔〔蒲原稔治著・岡村収補訂『エコロン自然シリーズ 魚』1966年初版・1996年改訂 保育社 ISBN 4586321091〕〔井田齋他『新装版 詳細図鑑 さかなの見分け方』2002年 講談社 ISBN 4062112809〕。 ==特徴== 成魚は全長4.6m・体重750kgに達する。カジキの中では最重量で、メカジキやクロカジキと並ぶ大型種である。メスの方が大きく、体重が120-130kg以上のものはほぼメスである。 体は前後に細長い紡錘形、横断面は楕円形で、カジキ類としては肉付きが厚い。目の後ろから第一背鰭まで大きく隆起していて、別名「カタハリ」(肩張り)はここに由来する。第一背鰭は基底が前後に長いが、前端部のみ高い。上顎が尖った吻は他のカジキ類に比べて短いがフウライカジキほどではない。胸鰭は体側に直角に立ち、つけ根の関節は固定されて動かない点で同属のクロカジキと区別できる。腹鰭は紐状で胸鰭より短い。全身の皮下には先端が尖った鱗がある〔〔〔岡村収・尼岡邦夫監修 山渓カラー名鑑『日本の海水魚』(解説 : 中村泉)1997年 ISBN 4635090272〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「シロカジキ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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