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シロシビン
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シロシビン
シロシビンあるいはサイロシビン(Psilocybin、4-ホスホリルオキシ-''N'',''N''-ジメチルトリプタミン)は、マジックマッシュルームと一般に称されるキノコに含有される成分で、幻覚作用を有する、インドールアルカロイドの一種。同じく菌内で共存しているシロシン(Psilocin)のリン酸エステルで、シロシビンが加水分解されるとシロシンとなる。日本では麻薬及び向精神薬取締法により、シロシンと共に厳しく規制されている。 シビレタケ属やヒカゲタケ属といったハラタケ目のキノコに含まれる。また、リゼルグ酸ジエチルアミド (LSD) とも似た化学構造を持ち、作用も似ているために代替として用いられる。 イギリスでは、治療抵抗性うつ病に対する試験が進行している〔。 ==歴史== シロシビンを多く含む幻覚性キノコは、かなり古くからバリ島やメキシコなどではシャーマニズムに利用されてきた。1957年にアメリカの幻覚性キノコ研究者、ロバート・ゴードン・ワッソン (R. Gordon Wasson) と、フランスのキノコ分類学者、ロジェ・エイム(Roger Heim)によるメキシコ実地調査の記録がアメリカの『ライフ』で発表されてからその存在が広く知られるようになり、LSDを合成したことでも著名なスイスの化学者、アルバート・ホフマン(Albert Hofmann)が、動物実験で変化が見られないので自分で摂取し幻覚作用を発見、成分の化学構造を特定しシロシビンとシロシンと名づけた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「シロシビン」の詳細全文を読む
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