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シンガニ (Singani)はボリビアで作られているアルコール飲料。ブドウから作った蒸留酒である。マスカット・オブ・アレキサンドリアで作ったワインを蒸留して作られるものが主流であるが、ブラック・マスカットなどから作られることもある。 == 飲み方 == ボリビアを代表するアルコール飲料として、特にタリハ、ポトシ、チュキサカで作られるものが有名で、主にアンデス地域を中心に庶民に親しまれている。 そのままや湯で割って飲むこともあるが、多くはカクテルにして飲まれる。 シンガニを炭酸飲料と混ぜたものはチュフライ (chuflay)と呼ばれる。スプライトのような透明な炭酸飲料を使うこともあれば、ジンジャーエールやコカ・コーラのような色のついたものを使うこともある。ボリビアの居酒屋はほぼ確実にチュフライを提供しており、これを飲みながらカチョと呼ばれるサイコロのゲームに興じている姿をよく見かける。 シンガニをオレンジジュースで割ったものはユンゲーニョ (yungeño)と呼ばれる。天然のオレンジを絞って作るのが本物であるが、簡易的には果汁味のシロップを入れて作ることもある。「ユンゲーニョ」とは「ユンガス出身」という意味である。ユンガス地方はアンデス山脈を東に下った暖かい地域で、そこの人たちが好んでこの飲み方をしていたといわれる。 シンガニと暖かい紅茶を混ぜたものはテコンテ (Té con té)と呼ばれる。ラパスなどのアルティプラーノの地域は寒冷な気候を持っているが、寒い夜などはこの暖かいシンガニを飲むことが多い。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「シンガニ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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