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シンクロ電機あるいはシンクロ()は回転式変圧器の一種で、アンテナの土台など、回転機械の回転角度を測定するのに使われる。物理的構造は電動機に近い。変圧器の一次コイルは回転子に固定されていて、そこに交流電流を流すと、電磁誘導によって3つの放射状に配置された二次コイルに電流が生じる。二次コイルは互いに120度ずつ離れた位置に配置され、固定子になっている。二次電流の相対的大小を測定することで固定子に対する回転子の角度がわかり、二次電流をそのまま別のシンクロに供給するとそちら側の回転子の角度を同期させることができる。後者の場合、二つのシンクロで構成される装置全体をセルシン(''selsyn'' - ''self'' と ''synchronizing'' のかばん語)と呼ぶ。 == 利用 == シンクロシステムが最初に使われたのは1900年代初期のパナマ運河の制御システムであり、閘門とバルブの軸の位置と水位の測定値を制御デスクまで送信するのに使われた。 第二次世界大戦中の射撃管制装置はシンクロを多用しており、機銃などの向きの測定値を管制装置に送信し、逆に管制装置から機銃などの向きを制御するのにも使われていた。当初は指示ダイヤルを動作させるだけだったが、が発明され、電動機駆動の高出力水圧サーボ機構も登場し、射撃慣性装置が重い銃の位置を直接制御できるようになった〔 "Naval Ordnance and Gunnery, Volume 1", 1957, U.S. Navy Manual, Chapter 10. 〕。 堅牢性と信頼性が高いため、小型のシンクロは航空機などで回転軸に沿って位置を変化させる部分の状態を示す計器の表示に今も使われている。他の多くの用途では、などのデジタル装置がシンクロにかわってよく使われるようになっている。 セルシンは、映画でカメラと録音機材の同期に広く使われていたが、水晶振動子とマイクロエレクトロニクスの発展によって今では使われなくなっている。 大型のシンクロは、軍艦で艦橋の操舵輪の動きに舵の動きを同期させるのに使われていた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「シンクロ電機」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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