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SOHC(エスオーエイチシー、''Single OverHead Camshaft'')とは、レシプロエンジンの一形態で、1本のカムシャフトがシリンダーヘッドに置かれたエンジンの意味である。かつてDOHCが広く普及する以前は単にOHCとも呼ばれていたが、より明確な区別をするためにレトロニムとして呼ばれるようになった。 また、直列式シリンダーのSOHCエンジンに限り「シングルOHC」や「1カム(One Cam)OHC」と呼ばれる場合もある。 == 構造 == バルブの位置はOHVやDOHCなどと同じく、燃焼室の上である。カムシャフトはシリンダーヘッドに1本置かれている。カムシャフトは、タイミングチェーン・ギヤ・タイミングベルトなどでクランクシャフトとつながれており、回転する。楔形燃焼室(ウェッジシェイプ)やバスタブ形燃焼室を持つエンジンでは、カムが直接バルブを押し下げる〔例外として、楔形燃焼室やバスタブ型燃焼室を持った一部のエンジンにロッカーアームが用いられたものも存在する。日産のL型エンジン、トヨタの1G-E、A型エンジン(DOHCを除く)、E型エンジン(DOHCを除く)など。〕。半球形燃焼室や多球形燃焼室、ペントルーフ形燃焼室を持つエンジンでは、カムシャフトとバルブはシーソーのような動きをするロッカーアームという機能部品で結ばれており、動きを伝える。OHVでは、カムシャフト→プッシュロッド→ロッカーアームとバルブを開閉する動きが伝えられるが、そのうちプッシュロッドが不要になる。DOHCとの違いはカムシャフトの本数で、DOHCでは吸気バルブおよび排気バルブをそれぞれ専用のカムシャフトで駆動させるが、SOHCでは1本のカムシャフトで供用する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「SOHC」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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