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シーザリオ : ミニ英和和英辞書
シーザリオ[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

シーザリオ : ウィキペディア日本語版
シーザリオ[ちょうおん]

シーザリオ(、香港表記''西沙里奧'')は、日本生まれの父内国産馬の元競走馬で、現在は繁殖牝馬である。現役時代には2005年優駿牝馬(オークス)アメリカンオークスに優勝した。馬名の由来はシェークスピアの代表作である「十二夜」でヒロインのヴァイオラが男装する際に用いた名前であり、より現地語に倣った正確な表音をすると「シザーリオ」となる。
== 戦績 ==
2004年12月25日阪神競馬第6競走でデビュー。1600mを1分36秒7で走り先頭でゴール。この時上がり3ハロンで34秒6をマークしたものの目立った勝ちっぷりではなかった。翌2005年1月9日に行われた寒竹賞(中山競馬9競走・500万円以下)は4番人気の評価だったが2分1秒6のタイムで快勝。この時2着アドマイヤフジ(後に皐月賞5着、日本ダービー4着、中山金杯優勝)、4着ダンスインザモア(後にスプリングステークス福島記念優勝)と高レベルの争いを制し、一躍名前を広げた。
3戦目は重賞フラワーカップ3月19日中山競馬11競走)。単勝1.4倍と圧倒的な支持を得て2着スルーレートに2馬身半差の快勝。次走の桜花賞では、3戦目まで手綱を取っていた福永祐一騎手ラインクラフトに騎乗するために公営名古屋競馬所属の吉田稔に乗り替りとなった。迎えた第65回桜花賞4月10日阪神競馬場)では単勝1番人気に支持され最後の直線コースでは鋭く伸びたがラインクラフトにアタマ差及ばず2着と惜敗した。
ラインクラフトがNHKマイルカップに向かったため、続く優駿牝馬(5月22日東京競馬場)は福永祐一に手綱が戻った。ラインクラフトがNHKマイルカップで優勝したこともあり、オークスのシーザリオの単勝オッズは1.5倍と断然の1番人気となった。レースは隣枠にいた武豊騎乗のエアメサイア(後、同年の秋華賞を優勝)らの厳しいマークもあって4コーナーを曲がった時点での位置取りは12番手。逃げた(脚質の項を参照)エイシンテンダーのペースがスローだったため前方にいる馬たちに余力があることを考えると、府中(東京競馬場)の直線が長いことを考慮しても絶望的とも思える位置であったが、そこから上がり3ハロン33.3秒と驚異的な末脚を披露し、エアメサイアをクビ差で差し切り優勝した。
さらに、7月3日に開催されたアメリカンオークスアメリカハリウッドパーク競馬場)では単勝2番人気に推され、3コーナーで先頭に出ると最後の直線コースでは他馬を寄せつけず、単勝1番人気のMelhor Ainda(メリョールアインダ)に4馬身差をつけ、1分59秒03のレースレコードタイムで圧勝した。これは父内国産の日本調教馬としては初の海外国際G1制覇、日本のクラシックホースとしても初の海外G1制覇、日本調教馬として初のアメリカG1制覇となった。当地の実況アナウンサーが興奮して“Japanese superstar Cesario!”と絶叫した様子は日本のニュース等でも広く伝えられた。
しかし、競走中に繋靭帯炎を発症し、長期休養を余儀なくされた。同年JRA賞では、ライバルのラインクラフトを抑えて最優秀3歳牝馬最優秀父内国産馬を受賞した。
その後、復帰へ向けた調教が行われていたが、調教中に繋靭帯炎を再発し、2006年4月5日に引退を発表し、4月19日に競走馬登録を抹消された。
なお、シーザリオについて主戦騎手を務めていた福永祐一はサラブレ2009年3月号にて「僕が乗った中での最強牝馬。それも群を抜いていた」と語っている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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