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シーパワー()は、国家が海洋を支配して活用する能力の総称である。シー・パワー、海上権力、海洋勢力、海洋力とも。 == 概要 == シーパワーは国家が海洋を支配し、またこれを活用する潜在的・顕在的な能力の総称である。アルフレッド・セイヤー・マハンにより提唱された概念であり、シーパワー超大国自体の意味でも用いられる。海洋は歴史的に沿岸地域に住む人間の生活と密接に関わり、古代から海産物の資源地域や海運の交通路として活用されてきた。また水域によって妨げられた陸上輸送を媒介するものでもあり、多面的な重要性を持つ。地政学ではシーパワー超大国はランドパワー超大国と対決すると位置づけられている〔ハルフォード・マッキンダーのいうシーパワー大国とは、イギリス、カナダ、アメリカ、ブラジル、オーストラリア、ニュージーランド、日本などの海島国(インシュラー・パワーズ)とフランス、イタリアなどの半島国を指す。詳しくは、曽村保信『地政学入門 外交戦略の政治学』、27ページ参照(中公新書]、1984年)〕。 その構成要素としては *海洋利用のための商船隊・漁船隊 *海洋を支配するための海軍力 *造船などのための工業力 *船舶の活動を支援するための港湾施設 が考えられる〔Margaret T.Sprout, "Mhan:Evangelist of Sea Power," Edward M.Earle,ed,Makers of Modern Strategy (Princeton:`rinceton University Press, 1977),pp.418-422〕。国土が海上交通路の要点にあるかどうかの地理的環境、国土に適当な港湾施設が存在するかどうかの地形的環境、海岸線の距離の観点からの国土面積、人口、国民の海洋への理解や愛着といった国民性、海洋への国家の諸政策を遂行する性質が考えられている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「シーパワー」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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