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ジアリールエテン : ミニ英和和英辞書
ジアリールエテン[てん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
テン : [てん]
 【名詞】 1. 10 2. ten 3. (P), (n) 10/ten

ジアリールエテン : ウィキペディア日本語版
ジアリールエテン[てん]
ジアリールエテン (diarylethene) は、2つの芳香族有機基がエテン(エチレン)の 1, 2 位にそれぞれ結合した化合物を示す呼称。その名称だけからはスチルベンなども含まれるが、近年は特に、効率の高いフォトクロミック反応を示す 1,2-ジチエニルエテンの誘導体群を指す呼称として用いられる。1988年に九州大学入江正浩らによってはじめて合成・報告された〔Masahiro Irie, Masaaki Mohri, ''J. Org. Chem.'' 1988, ''53'', 803.〕。
ジアリールエテンのエテン部と1,2位の置換基は、適切な波長を照射することによって閉環し、六員環状構造を形成する。反対に、環状のジアリールエテンに別の波長の光を照射すると、開環してもとの構造に戻る。構造を適切に修飾することで、開環・閉環構造でのや、変化に必要な光の波長を変化させることができる。
ジアリールエテンは他のフォトクロミック物質(アゾベンゼンなど)に比べて繰り返し特性や両異性体の熱安定性に優れ、また結晶状態でも可逆的にフォトクロミック現象を示す〔Masahiro Irie, Seiya Kobatake, Masashi Horichi, ''Science'' 2001, ''291'', 1769. 〕〔Masakazu Morimoto, Masahiro Irie, ''Chem. Commun.'' 2005, 3895.〕などの特性を持つ。光によって可逆的読み書きする大容量メディアなどへの応用が考えられている〔http://www.nanonet.go.jp/japanese/mailmag/2003/031a.html〕。
== 参考文献 ==



抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ジアリールエテン」の詳細全文を読む




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