|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 島 : [しま] 【名詞】 1. island
ジェイムズ・ロス島(James Ross Island)は、南極半島の北東端付近に位置し、プリンス・グスタフ海峡に隔てられている大きな島である。標高1630mで、南北方向に64km伸びた不規則な形をしている。オットー・ノルデンショルドに率いられた1903年のスウェーデンの探検隊によって記録され、1842年にこの地を探検し、島の東に沿って多くの地点を地図に記したイギリス探検隊の隊長ジェイムズ・ブライアン・ロスの名前にちなんで命名された。マクマード海峡にあるロス島との混同を避けるため、この島は「ジェイムズ・ロス島」と呼ばれる〔。 南極大陸で南アメリカ大陸に最も近いグレアムランドと呼ばれる半島の周囲にいくつかある島の1つである〔ESA Science & Technology: Graham Land 〕。 この島は、かつて棚氷によって南極大陸と繋がっていたが、1995年に棚氷が崩壊し、プリンス・グスタフ海峡が形成されて初めて通航できるようになった〔Rubin, Jeff (2008). ''Antarctica'', p. 276. Lonely Planet.〕。 チェコの初めての南極観測基地であるメンデル極地基地はこの島にある。 ==古生物学== 南極で初めて発見された恐竜は、1986年にジェイムズ・ロス島でアルゼンチンの地質学者エドゥアルド・オリベロとロベルト・スカッソに発見された中サイズの曲竜類''Antarctopelta oliveroi''である。化石は、島北部のサンタ・マルタ洞窟から約2km南の白亜紀後期カンパニアン代の地層から発掘されたが、2006年になるまで命名されなかった。 2003年12月、アメリカ合衆国の古生物学者でセイント・メアリーズ大学のジャッド・ケースと同国の地質学者でSouth Dakota School of Mines and Technologyのジェームズ・マーティンは、この島で白亜紀後期の地層から獣脚類の骨を発見した。発見されたNaze Peninsulaにちなんで"Naze"と名付けられた化石には、上顎と歯、下顎の大部分と脚が含まれていた。情報はほとんど得られなかったが、脚と足の形は、この恐竜が速く走れたことを示し、その大きさは、体長約1.8m、体重約135kgであることを示していた。これは、クリョロフォサウルスに続いて2例目の南極での獣脚類の発見であった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ジェイムズ・ロス島」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|